金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

よろこべない時もある

2015年04月16日 21時54分06秒 | 日々あれこれ
久しぶりに・・・


常例のご縁をいただきました。
焦らず、
ボツボツです・・・

「他力とは、あることへの感謝」(龍谷大学 鍋島直樹)

ここにある、
今も尚続いてる・・・

いつの日か、あなたが気付かれるまで、
ボツボツです・・・

参らない自分が阿弥陀さまの前、
拳にしてばかりの手が胸元の前、
フッとそんな自分に出会うとお育ていただいているんだな~って気付く。

精神的にもよろこべない時って沢山ある。
そんなよろこべないまんまを抱きしめてくださる。

自分勝手によろこんだりそうでなかったり、
恥ずかしいことですけど
でも、
阿弥陀さまのお顔を拝ませていただくと
一応にホッとはするのですが・・・

離れることなく、ず~っと。

有難いおはたらきです。

ご縁の後、
久しぶりに車で走ってきました。

お陰できれいなものに出会いました。



いのちあることを教えてくださいます。
散っても尚咲き続けることを・・・

ボエ~って見上げつつ。



帰ろう・・・
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言いたい人

2015年04月15日 19時22分28秒 | 日々あれこれ
どこにでもおるんやな~・・・


アメリカの大統領選挙に出馬表明したクリントンさん。
女性初の大統領を目指して選挙戦をスタートされた。
と、連日のニュース報道。

前回の時には市民との距離感があるって言われたそうで
この度は大学生数人とのテーブルを囲んでの対話となったそうです。
近い存在として・・・

確かに近くなっていいにはいいが、
着ている服が場違いだと批判されたとか・・・

「も、いいじゃん服ぐらい、どんなモノ着ても!」ってひとりでブツブツ言っているコイツ。

するとそれを受けて女性のニュースキャスターと思われる人が
「私も緑を着ていますが、黄緑はないですよね~」って眉間に皺よせ言っている。

「もっと他にコメントあるやろ!」ってまたブツブツ。

どこにでもこんな人がいるもんです。

探してでも批判したい人・・・

有力者で話題性のあるお方ですから仕方ないんでしょうけど
しんどかろうな~って思います。

すべての人に好かれるってできないんでしょうけど、
一生懸命さは分かってほしいですよね。

コイツも言われてばっかり・・・

でも、その言葉を受けて直せるところは直していかなくてはいけません。
よ~く分かっているつもりなのですが
正直いっぱいいっぱいのところです、コイツ。
「えっ、そんなこと・・・」って思うようなことを言われ顔が引きつります。
尚も外面飾ろうとするのですが・・・

コイツが好きだから言ってくださる人もいれば
嫌いで嫌いでしょうがないっていう人もおられる。

コイツの有様が問題でこの優しきみ教えから離れていかれる姿、
申し訳ないな~・・・
何とかもうちょっと外面飾ってって顔引きつらせても

すみません・・・もういいって切れたこともあったりして。

コイツには何の力もありません。
その力のないコイツがしなければいけないことは
一人でも多く
一日でも早く
阿弥陀さまに包まれて生かさせていただくことの安心に出会っていただけるように
その場を仕立て上げていくことです。

その為には外面飾りますから、コイツ。

外面飾って一人でも多くの方が
気持ち良く座っていただき
外面住職を見るのではなく
阿弥陀さまに向きを向けていただき
今救われているよろこびに
気付かせていただけるようなひと時になればって思っています。

いろいろ言われるの承知で出馬されているんでしょうけど
クリントンさんだけじゃなく、みなさん、
長丁場、ご苦労様です。

日本も選挙選挙って言ってますけど
偶々、当選してフンズリ返るような「先生」にはならないでください。
嫌なこと言われて辛抱して掴んだ椅子ですから分からんでもないんですけど、

誰も「日本」を見なくなります。

コイツもブツブツ言いたい人でした。
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ゆっくり

2015年04月14日 19時45分14秒 | 日々あれこれ
疲れる日常・・・


お父さんの病気の事で帰省された。
そのまま27年です・・・

初めてお会いした頃はお互い若かったですけど
あっという間に年を重ねさせていただきましたねって話したことです。

もうご両親ともに御往生なされ
やっと自分の時間が使えるって思うものの
仕事も休めないしね~・・・

ご縁を頂いてひと時、
そのお姉さんと一緒に本堂に座らせていただいたことです。

介護の仕事をされておられるので
いろんなことを聞かせていただいたことです。

そこの施設では看取りもされておられるとのこと。
もう病院には移さずここでっていう家族が増えてきました。
日勤の時だと多くの人がいるからいいのですが
夜勤となると1フロアーを1人で受け持たれるという。
「やっぱり心細いよね~・・・」って。
「それはえらいですね~・・・」

精神的にも肉体的にもお疲れになられることでしょう。

お勤めが終わっても1時間以上座られました。
仕事のこと、
家族のこと、
今までのこと、
ポツポツと語って下さいました。

コイツも午前中はこのことだけでしたので
ゆっくりさせていただいたことです。

このお姉さんもこうやって一緒に
阿弥陀さまの前に座っていただけるようになったのも最近のことです。
お父さんのご縁は勿論のことですが
御親戚やお母さんのご縁を通して深まり
優しいひと時をいただけるようになりました。

お姉さんの村も限界集落。
そこにおって下さることに感謝しつつ
御力を頂くことです。

「あ~、よかった。ゆっくりさせてもらって・・・」

その御言葉を頂いてコイツもうれしかったです。

とかく時間に追われて時計を気にしてしまう日常、
懐かしい思い出を思い出しつつ
その優しさは今も尚ず~っと抱きしめ続けていてくださっていたことに気付く。

見上げるといてくださっていたのですね、阿弥陀さま。
ず~っとコイツのところに・・・

そんなおはたらきの中でゆっくりと・・・
偶には・・・

お念仏を申しましょう。
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ワル

2015年04月13日 19時48分32秒 | 日々あれこれ
案外いいヤツ・・・


早朝より強い風。
荒れるとは聞いていましたが
台風のように山の木々を揺らしています。

ワッサ、ワッサ・・・

凄い力だよな~って他人事のように見ているコイツ。

また細い枝や葉っぱ、残る桜・・・
その風に負けまいと一生懸命に耐えているように見える。

死にたくないんだ~ってもがくコイツのよう・・・

昼頃には晴れ間も出て来て風も止みました。
塵埃、汚れが洗い流され目に飛び込む緑の濃さ。
一つ、苦しみを越えたような輝きに思えた。

目先の坂を越えただけでなんら解決もついていませんが
散った花弁が教えてくれるのでしょう・・・

大丈夫、怖くないから・・・

でも、やっぱり風が吹くと震えてしまう、生きたい・・・と。
大切ないのち。


BSで放送されている昔話。
やっぱり「まんが日本むかしばなし」が良かったのですが
それとはちょっと違う感じではありますが楽しんで観ています。

「さるかに」でした。

働きもののかにドンがお昼のおにぎりを食べようとする。
そこに来たさるドンは拾ってきた柿の種とで言葉巧みにおにぎりと交換する。
かにドンは一生懸命柿の種を育ててやっとのことで実を成らす。
しかし木に登れないかにドンはどうやって柿の実を取ろうかと考えていた。
そこに先程のさるドン登場、
早速、木に登り柿を食べ始めた。
「これは私の柿です。どうか私にも柿を取って下さい」とかにドン。
するとさるドンは木の上から柿を投げつけた。
当たったかにドンはケガをする。
それに怒った子どものかに3匹、
仕返しをすると決心しさるドンの家へと向かう。
その道中で出会った、ハチ、クリ、臼、牛のク〇 
皆でさるドンの家に・・・
何も知らないさるドンは帰ってきたかと思ったら
皆でボコボコニにされて反省するのです。

何気にボエ~って観てたんですけど
こういうストーリーって沢山のことですが
このさるドンって根っからの悪じゃないよな~って思うのです。

悪いことをしたら反省させる。
反省していくことの大事さを言われるのでしょうけど

サルが感情を持っているのかどうか知りませんが
やられたらやり返すってこともありますもんね。

このさるドンが自分のグループにこのことを言ったら・・・

悪循環の始まりです。
どこかで止めないといけないのでしょうけど・・・

そうするとさるドン、えらかったね。
してきたことは褒めれないけど
申し訳ないって思える心って大切ですよね。

世界的にも睨み合っていた国が握手したと報道されている。
なかなか、恐ろしきことをしてきたことされたことを忘れることはできませんが
寄り添うことでいつか笑い合えるのかもしれません。

簡単なことで難しいことです・・「寄り添う」

阿弥陀さまは怒りません。
油をかけられようとも傷つけられようとも・・・
怒ることなく、
涙を流しつつ見とって下さいます。

ず~っと見とって下さいます。

その傷ついた優しき腕で抱きしめていてくださる。

ず~っと寄り添って下さる大悲にいだかれて生かされたいのち。

このいのち、どこまで人を傷つけ生きるのか・・・
阿弥陀さまの涙にコイツが映ります。

さるドンにも劣るコイツ・・・


また、大切な遺産を壊されるシーンが報道されています。
なんでそんなことを・・・
教えを言い訳にふざけたことを・・・
コイツみたいな者でも悔しくて見ながら震えてしまいます。

「さるかに」を読め!
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きれいな声

2015年04月12日 18時12分10秒 | 日々あれこれ
お育てだよな~・・・


お参りさせていただきますと
小5の可愛い女の子が参って下さっています。
曾お婆ちゃんのご縁。

一緒に大きなお声で浄土三部経さんをお勤めして下さいました。
女の子のきれいな声です。
勿論、傍にはお母さん、お婆ちゃん、御親戚の方々・・・
みんな、大きな声でお勤め下さいました。
周りがそんなだから尚のことお勤めしやすかったのでしょうね。
お念仏も大きな声で・・・

あ~、有難いもんだな~

コイツが小5の時に彼女のように御三部経を勤めていたかって言われたら
とてもとても手に持ったこともありませんでした。
そう思うだけでもすごいよな~って頭が下がるようでした。

彼女の成長される中には
曾爺ちゃん、曾婆ちゃん4人のご縁に触れられます。
4人共に仏さまのような方々でした。
小さな時からず~っと
そのご縁を共に座ってくれていたのです。
またそうしてくれるように
お爺ちゃん、お婆ちゃん、ご両親がお導き下さったていたのでしょう。

辛いご縁ではありますけれども
こうやって小さな手が合わさっていきます。
お勤めをし、お念仏申させていただきます。

花は散れどもここに咲いている・・・

そんなおはたらきを感じさせていただいたことです。

コイツの好きな彼女のお爺ちゃんは仕事の都合で欠席されていました。
優しいお方です。
そんな孫の成長を目じりを下げながら見守られている日常。
今日のきれいなお勤めを聞かさて頂くと
涙もろい眼に涙溢れながら
「住職、えらかろうな!」っておっしゃられそう。
我がことのように、否それ以上に・・・

見上げるとそこにいて微笑んでくれている。
ここにいるよと抱きしめて下さっている。

きれいな声を背中に聞かせていただきながら
阿弥陀さまのお姿を拝ませていただきました。
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