金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

ゆっくり

2015年04月14日 19時45分14秒 | 日々あれこれ
疲れる日常・・・


お父さんの病気の事で帰省された。
そのまま27年です・・・

初めてお会いした頃はお互い若かったですけど
あっという間に年を重ねさせていただきましたねって話したことです。

もうご両親ともに御往生なされ
やっと自分の時間が使えるって思うものの
仕事も休めないしね~・・・

ご縁を頂いてひと時、
そのお姉さんと一緒に本堂に座らせていただいたことです。

介護の仕事をされておられるので
いろんなことを聞かせていただいたことです。

そこの施設では看取りもされておられるとのこと。
もう病院には移さずここでっていう家族が増えてきました。
日勤の時だと多くの人がいるからいいのですが
夜勤となると1フロアーを1人で受け持たれるという。
「やっぱり心細いよね~・・・」って。
「それはえらいですね~・・・」

精神的にも肉体的にもお疲れになられることでしょう。

お勤めが終わっても1時間以上座られました。
仕事のこと、
家族のこと、
今までのこと、
ポツポツと語って下さいました。

コイツも午前中はこのことだけでしたので
ゆっくりさせていただいたことです。

このお姉さんもこうやって一緒に
阿弥陀さまの前に座っていただけるようになったのも最近のことです。
お父さんのご縁は勿論のことですが
御親戚やお母さんのご縁を通して深まり
優しいひと時をいただけるようになりました。

お姉さんの村も限界集落。
そこにおって下さることに感謝しつつ
御力を頂くことです。

「あ~、よかった。ゆっくりさせてもらって・・・」

その御言葉を頂いてコイツもうれしかったです。

とかく時間に追われて時計を気にしてしまう日常、
懐かしい思い出を思い出しつつ
その優しさは今も尚ず~っと抱きしめ続けていてくださっていたことに気付く。

見上げるといてくださっていたのですね、阿弥陀さま。
ず~っとコイツのところに・・・

そんなおはたらきの中でゆっくりと・・・
偶には・・・

お念仏を申しましょう。
コメント
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