聖地の湧水の池を眺めていると、透き通ったピュアな水の中に、巨大な黒ウナギが出現しました!
1メートルはあったでしょうか。
夕方には街に戻ってケチャのショーを観る予定で、時間がかなりタイトになって来ていました。
移動の時間を考えると、バリでの奉納演奏の為にさく時間はすでにありませんでした。
もう無理か・・・。
ようやく28年ぶりにバリに来れた私にとって、
この地で音を出す事が出来ないのは、とても残念な事でした。
目の前の石塀の中にはコンコンと湧く聖なる泉。
「あの時と同じように、もうどこでもいいから音を出させてください・・・。」
そう祈りながらこの泉をながめていたところ・・・
それは現われました。
この泉の主か・神の使いか・。
本当に偶然でしたが驚きました。
そろそろ車に戻ろうとみんな動き始めた頃、
ガイドのスーちゃんさんが近寄って来てさり気なく私に言いました。
「あなたはもう演奏はしないのですか?」
「もう・時間がないんじゃないですか、村のショーに間に合わない。」
「大丈夫!音を出すならいい場所がある。ちょうど村へ戻る途中の場所なので、時間的には間に合う。」
それは、私には耳を疑うくらい驚きの誘いでした!
ツアーのメンバーも私も、本当に時間的に大丈夫なのかどうかその場では信じる事ができませんでした。
想い起せば、バリ到着直後に迎えに来てくれた女性のガイドさん。
あれほど綿密な奉納演奏の場所の相談をしたにもかかわらず、次の日の朝には何故かこの男性のスーちゃんさんに入れ替わっていました。
この辺の出身の彼が現われたその意味がこの時判りました!
彼の誘いがなければこのような展開にはなっていなかった事でしょう。
そこはライステラス(棚田)で、バリでも有名な場所だということでした。
人々はいつまでも祈り続けていました。
私も祈りづづけました。
コンサートまであと3日。
チケットお申込みはコチラまで。↓
よろしくお願い申し上げます!