photo:masanori hirachi
畏れ多くも・
高野山 壇上伽藍 金堂回廊の赤毛氈の上に、
いつもの超コンパクトな私のシンセサイザーがセットされる。
こんな形で・このタイミングで演奏させて戴く事自体、
ほんの一月前には影も形もありませんでした。
チベット高僧、ザチョゼ・リンポチェ氏の砂曼荼羅の事も丁度この時期に重なり、
(来年には・*が入山されると言うお話も・・)
よっぽど今回、高野山には御縁があったんだと・
高野山の方も仰っておられました。
壇上伽藍、金堂北側での演奏が始まる。
左に観影堂、右に根本大塔に囲まれた、
伽藍一の広い空間に、そこに音を放つ!
ぱらぱらと降り始めていた曇天。
でも正面を眺めると、青空に雲が流れ、
数回太陽が顔を覗かせ、陽射しが射し込む。
音が飛ぶ!
気持ちの良い演奏体験。
最後の高野山声明とのコラボ。
「不動梵語」
やっぱり・その題目通り、
不動明王様へ捧げる声明。
全ての者の煩悩を焼き尽くし、
厄落としの声明である事を直前の説明のMCでお聞きする。
声明とシンセサイザーの音の波動がひとつになり、
本当に気持ちの良い、あっと言う間のひと時でした。
高野山 丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)
最後の最後に、高野山守護神様へのお参り。
高野山の護り神で、壇上伽藍にあるお社へ。
まるで・
小雨・霧の様に観える、
大量の、
手に取れそうなプラーナが降り注いでいました。