ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

録画DVDで鑑賞 「ラムの大通り」

2018年11月30日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞 「ラムの大通り」 1971年公開

これも、ほんと30年以上前に見たっきりでした。私の心の中に残る、愛すべき映画の一つです。だから、30年以上も未見にして大切に心の中において、今日まで来ました。もしかしたら40年以上見てないかもしれません(笑) 見るのが怖かった。だって、若い頃見た映画が、年を取って見ると、なんだこんな映画だったのか、とガッカリする事多いから(笑) でも、この映画色あせていませんでした。ピチピチした、あのミューズ、ブリジット・バルドーがいました。彼女、決して現実にはいないだろうし、いたとしても絶対お友達にはなれない女性。でも、憧れてしまう女神。今年84才。お元気そうだ(笑)

録画DVDで鑑賞 「映画に愛をこめて、アメリカの夜」 1973年公開

2018年11月29日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞 「映画に愛をこめて、アメリカの夜」 1973年公開

これも何十年ぶりに見るだろう・・・私が東京へ出てきてすぐの公開だ。結局、私もこの映画と同じ世界に入ってしまった。宝物のような映画です。あらためて見ると、撮影方法は、今と全く変わらない。クレーンやカメラが小型化されてるだけ。もちろんフィルムはHDに変わってはいるが。あの頃のマドンナ、ジャクリーヌ・ビゼット、きれいです。今回初めて気がついたが、少年が映画館の表からスチール写真を盗んで帰る時、奥の道に左から巨大な生き物がインしてくる。あれは、いったいなんだろう(笑)

録画DVDで鑑賞 「くちづけ」 1969年公開

2018年11月28日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞 「くちづけ」 1969年公開

何十年ぶりに見ただろう。優しい主題歌のメロディーラインが、感動した記憶を思い出させてくれる。恋愛下手な女の子と、偶然出会った男の子のラブストーリー。ライザ・ミネリのデビュー作。まさか、あの傑作「キャバレー」に続いていくとは・・・。1969年公開だから、当時23才。ブロードウェイでトニー賞を19才で獲得している。ジュリーガーランドの娘だから、やはり天才少女なんだなぁ・・・。その後、アルコール依存症で入退院をくりかえしたらしい。そんな、感情の起伏が激しい様子は、この映画にも現れているようにも思う。こんな恋愛下手な女の子を好きになってしまったら・・・ちょっと大変(笑) 逆に恋愛下手な男の子とつきあう女子も大変だが(笑) 原題のThe sterile cuckoo 減菌カッコー ってどういう意味なんだろう?

BDVDで鑑賞 映画「ある日、どこかで」

2018年11月27日 | 映画の光と影
BDVDで鑑賞 映画「ある日、どこかで」

1980年製作のアメリカ映画でした。公開当時私は見ていませんでした。今回BDVDになったので買ってみました。なかなか素敵なラブストーリーで、これにはまってしまう映画ファンもたくさんいるでしょう。よくわかります。タイムマシンという機械もなく、自己催眠で過去にタイムスリップするというアナログさ(笑)意外と納得できました(笑) これでもかというほどラフマニノフの曲が流れます(笑)そうやって盛り上げます(笑) タイムスリップするきっかけを作ったエリーズの写真は、とってもいい写真だと思いますが、タイムスリップして会いたいと熱望するほどでもないかなぁと思った私は身もふたもない(笑)・・・あと、設定の中で、何か現代の物を見ると、必ず過去から現実に戻ってしまうとフィニー先生は話していたかなぁ、肝心のそこちょっと見逃したかも(笑)

舞台91「さよならは、ここにいる」こゆび侍 第15回本公演@花まる学習会王子小劇場

2018年11月26日 | そんなご舞台な2018年
舞台91「さよならは、ここにいる」こゆび侍 第15回本公演@花まる学習会王子小劇場

思い入れ、ウェット感たっぷりの舞台でした。やさしさ、上品さがとても伝わって来る舞台でした。でも、それを前面に押し出してくると、逆に受け入れたくないという気分にもなってくるのが、人の心理かもしれません。それを観客に納得させるには、かなりの力業が必要にもかかわらず、ストーリーのあちこちでノッキングがあったようにも感じました。「なぜこの町はなくなるのだろう」という根底の疑問が、最後まではれないのも気になって・・・

録画DVDで鑑賞 「約束の旅路」

2018年11月21日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞 「約束の旅路」

あまり知られてはいないようだけど、この映画はすごい。つまらなかったら途中で見るのは止めようと思っていましたが、ファーストシーンから見入ってしまいました。出演者達のリアリティーがすごい。本当に死んでしまっちゃうのではないかと思わせるような、肢体。黒人も、白人も、キリスト教徒も、ユダヤ教徒も、イスラム教徒も、どの角度からみてもバランスのとれた作品になっているように思います。それはかなり難しい作業だったと思います。思い詰めた映画ではなく、ラストはちゃんと商業映画となって終わります。それも違和感ない、バランスの取れた映画でした。それは、本当に難しい事だと思います。

映画 「ミッション・8・ミニッツ」

2018年11月20日 | 映画の光と影
映画 「ミッション・8・ミニッツ」

このストーリーを考えた人は頭いいわ(笑) 何度も何度も同じ過去に戻って、制限時間が8分間で犯人を見つけるというストーリー。過去を変えてはいけないし、変わらない。というものの、やはり最後はハリウッド映画。後味のいいラスト。このバランスのよさが、アメリカ映画の底力だと思いました。

舞台89 「遺産」 劇団チョコレート第30回公演@すみだパークスタジオ倉

2018年11月19日 | そんなご舞台な2018年
舞台89 「遺産」 劇団チョコレート第30回公演@すみだパークスタジオ倉

731部隊の悪道は、これまで相当の情報が出てきているので、正直言うと新鮮味はありません。ただ、「新鮮味ない」と言い切ってしまうには、あまりにも危険な事ばかりです。多少なりとも私も731部隊を追っかけた時期もあり、とても心をうたれながら見ました。その真実の重みが果てしないため、それに関わった医師達の感情がマヒしてしまって、残虐さがもうひとつ伝わりづらいように感じました。この舞台は事実を伝える、残す事で大きな指名を果たしています。さらに、もう少し演劇としてズームアップしていくと、とてつもない舞台が残るような気配がヒシヒシと伝わってきました。

舞台88 「黴」 BuzzFestTheater 第8回本公演@中野ポケット

2018年11月14日 | そんなご舞台な2018年
舞台88 「黴」 BuzzFestTheater 第8回本公演@中野ポケット

ひき逃げした事から始まるストーリーでした。なかなか重たくて、みんな「何かを背負って」生きている様は、深刻でした。ちょっと「力」が入りすぎたかなぁ・・・・もう少し引目線の部分があってもよかったと思います。ラストにもう少し「救い」もありかなぁ。

録画DVDで鑑賞 映画 「君がいた夏」 

2018年11月13日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞 映画 「君がいた夏」 

ジョディ・フォスターがいいなぁ。男には誰にも青春時代に憧れたお姉さんがいるだろう。ちょっと大人びたお姉さんと純情な少年との交流。あのお姉さんはどうなったろう?あのすらっとした姿勢と長い髪・・・・もう忘却の彼方に・・・・そんな映画でした。

舞台87 「ライク・ア・ファーザー」 自転車キンクリートSTORE @下北沢オフオフ

2018年11月12日 | そんなご舞台な2018年
舞台87 「ライク・ア・ファーザー」 自転車キンクリートSTORE @下北沢オフオフ

渡邊とかげちゃんがよかったなぁ!これまでクロムモリブデンとかでよく見たけど、今日が最高でした。幽霊が見える見えないのハートウォーミングなお話しでした。人間に触ると、幽霊が見えるという縛りでしたが、リアリストな私には、苦手な展開でした(笑)ひねくれ者ですから、「いやいや幽霊は、見えないでしょ」って。でもそこを強引に納得させて見せるほどの俳優陣のチームワークのよさ。これが、下手な新人さん達では、絶対無理でしたね。どうしても気になったのが、その縛りがあやむやになったラストの父親と娘の再会のシーン。やはり、几帳面な観客としては、あそこは、「壺」は宙に浮いてますよね(笑)そして、「会いたくない、でも会いたい父親との再会」娘のリアクションは、私は府に落ちなかった・・・

映画 「スモーク」

2018年11月09日 | 映画の光と影
映画 「スモーク」

下町の小さなタバコ屋(雑貨店)の主人と、様々な客達の人生模様が、うまく描かれていて、小さく心をうつ物語でした。トップシーンで、アメリカ同時多発テロ事件で崩壊した、ワールドトレードセンターがニューヨークの象徴のように映っており、感慨深い気持ちになりました。

録画DVDで鑑賞 映画「われに撃つ用意あり」

2018年11月08日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞 映画「われに撃つ用意あり」

懐かしい懐かしい匂いがする映画でした。公開当時見た記憶がありますが、内容はもうすっかり忘れていました。若松監督とは、全く御縁がありませんでした・・・・原田芳雄さんも、桃井かおりさんも私より少し世代が上で、学生運動まっさかりの世代です。私には憧れのお兄さん、お姉さんでした。その、憧れのお兄さんお姉さん達が、いい年になって過去を振り返りながら、ぐちゃぐちゃになって、ボロボロになって、ズブズブになってしまう映画でした。かっこいいとこもかっこ悪いとこも、みんなあって・・・・

映画 「判決、ふたつの希望」

2018年11月07日 | 映画の光と影
映画 「判決、ふたつの希望」

たかだか、ちっちゃな水漏れ事件が、どんどん事が大きくなって、宗教対立まで発展していくさまが、すごくおもしろい。ちょっと頭を下げりゃいいのに、と日本人的発想になってしまう(笑) レバノン映画でした。
宗教的な確執がよくわからなくて、レバノン人(キリスト教徒)パレスチナ難民(イスラム)という図式が、根底にある事が・・・・日本人にはわからない何かが、もっといっぱいあるだろうと思って、なぜ結局は無罪なのが、
そこがよく理解できなかったなぁ・・・・喧嘩両成敗ではなくて・・・・・でも、すごくリアルな面白い映画でした。

「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」著:鴻上尚史発行:講談社現代新書

2018年11月05日 | こらむ
「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」著:鴻上尚史発行:講談社現代新書

9回の出撃をし、9回生還した特攻兵がいたという事実がすごい。知らなかった。そして、同じような人達が他にもいたという事実。そして、全部、隠されてきたという事実。すごい話です。「軍神」とあがめられた特攻兵達のダークな部分は、誰も手を出さなかった。今の今まで。だからこそ、鴻上さんはすごい。誰も本にしなかった事を本にした事は、本当にえらい。そして、その特攻兵が生きていて、インタビュー出来た奇跡。