ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

舞台66「黄色い叫び」 中津留章仁LOVERS@上野ストアハウス

2015年10月29日 | そんなご舞台な2015年
舞台66「黄色い叫び」 中津留章仁LOVERS@上野ストアハウス

中津留ワールド満載です。真面目で無骨な感じが大好きです。この剛直球は、受けてとても気持ちがいい。もう、これは個人的趣味かもしれない。出演者達はまだ実力は出し切れていない人もいるが、それもういういしくていい。ここから、羽ばたいていく役者が出てくるだろう。

舞台65「ロード・ショウ」 smokers vol.12 @スペース雑遊

2015年10月28日 | そんなご舞台な2015年
舞台65「ロード・ショウ」 smokers vol.12 @スペース雑遊

舞台中央に、かなり作り込まれたワゴン車が1台。これを使ってのロード・ムービーという企画だったので、楽しみにしていました。ストーリーもあれこれ練られているのも感じました。しかし、やはり、車1台でストーリーを進めていくのは、とても困難な事を感じました。芝居のテンションも高く、もっと冷製にやってもよかったかもしれないなぁと思いました。哀しく、心にしみるそんな題材だと思うので・・・・

舞台63「生者のための葬儀/遺すモノ~楢山節考より~ THEATER MONENTS22

2015年10月27日 | そんなご舞台な2015年
舞台63「生者のための葬儀/遺すモノ~楢山節考より~ THEATER MONENTS22@調布市せんがわ劇場

久しぶりのTHEATER MOMENTSを見に行きました。このチームは、動きとダンスとちょっとした小道具を使って物語を構成するのがとてもうまい。今回は意外とそういうスタイルでもなく、セリフ芝居優先だったので驚いた。そうなってくると、演技力が重要になってくる。1話目の「生者のための葬儀」は若手中心だったためか、かなり力が落ちた。しかし、2話目の「遺すモノ」はすばらしい内容と演技力でした。特に、中原クレアのばあさまは絶品でした。

録画DVDで鑑賞 「海と大陸」 イタリア・フランス合作

2015年10月22日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞 「海と大陸」 イタリア・フランス合作

何気なく見ましたが、とてもいい映画でした。2011年ベネチア国際映画祭で審査委員特別賞を獲得した作品でした。タイトルはダサイけど、心を打たれるすばらしい映画でした。ラストの鉛のような海に漕ぎ出す船をとらえた空撮は、忘れられません。イタリアの小島の風景もよかったぁ。

録画DVDで鑑賞 「闇のあとの光」

2015年10月21日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞 「闇のあとの光」

2012年のカンヌ国際映画祭で、監督賞を獲得した作品でした。いやー、不思議な映画でこの映画を理解するには、なかなか想像力が必要ですね(笑)。難解というか、奇妙というか(笑) 映像作家としては、やりとげた感があるでしょうが、観客としては、納得出来ない理解出来ない人も、たくさんいるでしょう。まぁ、映画ってそれでいいのかもしれません(笑)この映画は否定はできないけど、私は、理解できない方ですね(^^;)見終わって、少し時間がたちましたが、もうストーリーを思い出せません(笑)

舞台61「語る室」 イキウメ@池袋芸術劇場

2015年10月20日 | そんなご舞台な2015年
舞台61「語る室」 イキウメ@池袋芸術劇場

劇団イキウメの舞台は、いつも新鮮でおもしろい。今回もすばらしいできばえでした。SF的構成で、いろんな事を考えさせられます。まるで、スルメのようです。噛んでも噛んでも味があって、でもなかなかかみ切れない、ずっと口の中に残ってしまうこの感触です。板垣雄亮が絶妙の霊媒師を演じていて、印象に残りました。

舞台63「ざくろのような」 JACROW #20 @サンモールスタジオ

2015年10月19日 | そんなご舞台な2015年
舞台63「ざくろのような」 JACROW #20 @サンモールスタジオ

まるでドキュメンタリーを見ているかのようでした。海外からヘッドハンティングされる、日本の技術者の苦悩を描く、骨太のストーリーでした。後半、中心となるサラリーマン2人の猛烈な意見の交換は、トラッシュマスターズの舞台に近い物を感じました。迫力があり、最後まで飽きずに展開を見守りました。舞台の完成度は、かなり高かったと思います。しかしあえて言うなら、ここに描かれたことは、実はすでに知識として私は知っていました。だからこそ、何か事実とは異なった何かを持って、ストーリーが展開してほしいという期待もあったりしました。

舞台62「In the Sky with ☆ダイヤモンド 演劇集団UNCHANGED @中野BONBON

2015年10月15日 | そんなご舞台な2015年
舞台62「In the Sky with ☆ダイヤモンド 演劇集団UNCHANGED @中野BONBON

ハートフルコメディーでした。いいお話なんですが、誰の目線で見ていけばいいかちょっと迷いました。出演者では、中台あきお君が秀逸で、落ち着いていたし、セリフもよく通ってました。あとはスーパーの店長と万引き女が、とても楽しそうだったのが印象に残りました。ここから、もう一歩高見を目指してほしいです。これに満足せず。

舞台60 「タンゴ・冬の終わりに」 @パルコ劇場

2015年10月14日 | そんなご舞台な2015年
舞台60 「タンゴ・冬の終わりに」 @パルコ劇場

圧巻の三上博史でした。熱演する演技をする俳優さんはいっぱいいます。俺は、頑張ってる!芝居してる!気持ちを込めてるって熱演をする俳優さんはいっぱいいます。でも、今日の三上博史は、それとは別の次元でした。俳優のいやらしさを感じさせない、魂のこもった演技でした。もう、他の共演者が同じ土壌に上がれないほどのレベル。これは、逆に問題があるかもしれません(笑)それほどすばらしい三上博史でした。


録画DVDで鑑賞「ミスティック・リバー」 2003年 アメリカ映画

2015年10月13日 | そんなご舞台な2015年
録画DVDで鑑賞「ミスティック・リバー」 2003年 アメリカ映画

今頃、録画DVDで見ました。辛く悲しい映画ですが、とても気に入った映画でした。ちょっとした事が、3人の少年の人生を大きく狂わしていく。誰にも修正出来ない悲しさ、無念さ。そして誤解が最後の大きな事件と繋がっていく。見事な映画でした。「ジャージー・ボーイズ」にはガッカリしましたが、これはスゴイ映画でした。

録画DVDで鑑賞「人類資金」

2015年10月12日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞「人類資金」

ロシアロケなど、かなり大きなスケールで撮影が進んでいたけれど、やはり架空の「M資金」という素材がどういう物か、よくわからなかったのが残念です。それを利用しようとした者達の、戦いですが、何かすっきりしない感じです。大阪の坂田組のヤクザ達が出てきた時と、ラストの国連での森山未來の英語での演説が、あまりにもテイストが違い過ぎたのかなぁ・・・

録画DVDで鑑賞 「フリックストーリー」 1975年公開 フランス映画

2015年10月09日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞 「フリックストーリー」 1975年公開 フランス映画

青春時代に見たフランス映画です。あの頃、アラン・ドロンが大人気でした。何十年かぶりに見ましたが、やっぱりあんまりおもしろくない(笑)アラン・ドロンは、映っている間中タバコを吸ってセリフを言っている。今では考えられない事(笑)若い頃見た映画で、印象に残って記憶にある映画は、今見ると、ほとんどつまらない事が多い。この映画が典型的だ。だから、若い頃見た映画をもう一度見るのが怖い。しかし、そろそろもう一度見る時期に来たのかもしれないなぁ。相手役が、ジャン・ルイ・トランチニアンだったんだ。あの頃は、アラン・ドロンしか目に入らなかった。それぐらい、彼はオーラがあった。

舞台59「そぞろの民」 トラッシュマスターズvol.23@駅前劇場

2015年10月08日 | そんなご舞台な2015年
舞台59「そぞろの民」 トラッシュマスターズvol.23@駅前劇場

前半がたるく、なかなかストーリーが先に進まないから、おいおいどうしたんだと不安になっていたら、後半一気に爆発する展開になる。だから前半のたるさが、ぐいぐいとボディーブローとなって効いてくる。まんまと演出の罠にはまってしまった。ともかく、抜群のできあがりで、今年一番の舞台でした。特出すべきは、圧倒的な高橋洋介の演技です。彼は、大勘違いや思い上がりさえしなければ、第2の堤真一になれると予感させました。素直に頑張ってほしいです。

録画DVDで鑑賞「ノーカントリー」 2007年 アメリカ映画

2015年10月06日 | 映画の光と影
録画DVDで鑑賞「ノーカントリー」 2007年 アメリカ映画

今頃録画DVDで見ました。いやいや、怖い怖い、殺し屋役のハビエル・バルデム。彼は、ペネロペ・クロスと結婚しているとか(笑)こんな怖い映画は久しぶりに見ました。ジャック・ニコルソンの「シャイニング」以来です。大人になって、こんな怖い映画は初めてです(笑)映画の後半は、ストーリーをはしょり気味で、ちょっともったいなかった。

舞台58「國語元年」 こまつ座第111回公演@紀伊国屋サザンシアター

2015年10月05日 | そんなご舞台な2015年
舞台58「國語元年」 こまつ座第111回公演@紀伊国屋サザンシアター

名作です。知ってます。名作過ぎてどうしても慣れません(笑)八嶋智人さんよかったなぁ、動くだけで笑いがおきていた。しかし、その笑いが、ラストの人生の終末点と繋がらないのはなぜだ・・・深い悲しみとむなしさ、彼が人生を賭けて、そこに到達した自分の人生にどう思ったのか、それを知りたい。過去の名作映画を見た印象に似ている。若干の現実との違和感。そこにいつも思う。那須佐代子さんがすばらしかった、美しかった。