「日本列島」「帝銀事件死刑囚」「忍ぶ川」「黒部の太陽」その他、「霧笛が俺を呼んでいる」などの日活映画の台本です。今も昔もかわりませんが、準備校は普通は白、決定稿が色つきです。赤とか青とか、どの色にするかは、その映画のイメージに合わせて、監督とプロデューサーが相談して決めます。ただ最近変わってきたことは、台本の大きさです。小型化したサイズの台本が出てきました。それは、ズボンのポケットに入るサイズがいいという、監督達が増えてきたからです。少しずつ、映画製作のカタチも変わって来ました。熊井監督は、カット割りを台本に定規を使って、きれいに整理されていました。必要な時はそのカットの絵を台本に書き込んでいました。次に展示変更をされる時には、監督の書き込みを見たいですね。
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