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朝鮮半島の意義

2018年01月12日 04時27分16秒 | 読書





 イギリスのシー・パワーとしての

戦略のみごとさに比べて、

日本の戦略はどうであったろうか?

それはひと言で言ってしまえば、

決して誉められたものではない。


特に、明治維新の第一世代が引退した後は、

シナ大陸に過剰に介入し、

シー・パワーとしての限界を超えてしまったからである。

日本の長い歴史を見ると、

日本列島に国家のようなものができてから

だいたい3000年が経過している。

このうちのほとんど、19世紀半ばまでは、

日本にとってのいちばんの脅威は

シナ大陸の帝国であった。

シナ大陸にある強大な帝国に対して

どうやって対処したらいいかが、

日本の対外政策の最大の課題だった。


明治維新を達成した日本に、

朝鮮半島を通じて大陸の脅威が迫ってくることになった。

朝鮮半島を清国(満州人王朝)に支配されたら、

日本の独立は覚束ない。

それで挑戦の独立と支配をめぐって、

西郷隆盛(1827〜1877)

の征韓論から日清戦争にいたる国際紛争が起こった。

朝鮮半島を清国1国に支配させないという、

当時の日本の戦略的意思は明確だったし、

それはシー・パワーとして当然とべき戦略だった。



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     







 朝鮮半島の地政学的意義と

日本の取ってきた戦略はその時代時代において

それはそれは難しい選択を余儀なくされ、

いつの世も日本は苦しんできた

現代においてもその状況は変わらず

朝鮮半島からの脅威が依然として存在している


とはいえ、盟友、日米韓の協力関係から

保たれていたバランスが

今の韓国の立ち位置は明らかに北に向いている

そうなれば北との最前戦位置が

対馬海峡ということになる

そこまでのことは飛躍しすぎるのかもしれないが

竹島問題に尖閣諸島問題と

シー・パワー日本のとるべき今後の方策は

今のままで良いはずはない


北朝鮮の戦略意義は言うまでもなく

金王朝の存続であるはず

そうなら、むやみやたら、

日本本土にミサイルを落とす

などということは考えにくいが

威嚇目的のミサイルが人為的ミスで

日本本土に落下する危険性が怖い

そんなことをイメージするとそら恐ろしい・・・



       早起き鳥




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