早起き鳥 

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シーパワーとしての日本とイギリス・・・

2018年01月07日 04時02分01秒 | 読書





 それではまず、私たちの国・日本について

地政学に基づいて理解することにしょう。

最初にすることは、従来ある地図から、

日本の周辺の部分を切り取ってしまうことである。

そうして、縦にしたり横にしたりして、

あらためて眺めて見ると、

これまでとは違った世界が見えてくるはずだ。


日本はイギリスの大陸との位置関係が

類似していることは確かだが、

異なっている点もある。

最大の違いは周辺の海域の条件である。

日本近海は実は世界でも

最も航海の難しい海域の一つなのである。

黒潮と親潮という非常に速度の速い

二大海流が日本を取り囲んでいるからである。


しかも、台風はもちろん、

四季により季節風も複雑に変化する。

これに比べイギリス近海は

気象条件が非常に安定している。

特にフランスとの間のドーバー海峡は

人が泳いで渡れるほどに穏やかである。

一方、対馬海峡は南からの黒潮の支流が流れ入っており、

人が泳いで渡れる海峡ではない。

つまり、大陸からの侵略と戦う点では

イギリスに比べ日本の方は格段に有利なのである。



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     








 ユーラシア大陸の極東と極西に位置する

日本とイギリス

海洋帝国として君臨した一時代、

日本は敗戦国としての汚名をいまだに背負いつつも

経済的には世界屈指の国

敗戦を喫したにせよ、過去の対戦の大義であった

アジア諸国の独立は少しずつ身を結び

イギリスの植民地は消え失せた

そういう意味でイギリスは戦勝連合国ではあるが

実質敗戦国といっても良いのかもしれない


さて、話は変わってシーパワーとしての日本

四方を海に囲まれその海洋環境は凄まじいほど厳しい

日本の漁師はまさに命がけ、故に

その造船技術と漁労技術は世界最先端である


過去何度か他国からの侵略を受けそうになったが

度々、起こる神風に助けられたといってもそれは自然環境

強固な自然のガードがある利点をあらためて認識した


さて、ゆゆしき北朝鮮の拉致問題、

そして昨年頻繁に起こった北朝鮮からの不審船

この両者の漂着地点は極めて似ている

それは海流に乗って侵入しようとすれば

漂着できる日本近海は特定できるのであろう

無人島での強奪事件はまさに

北鮮軍隊が侵略しようとしているとしか思えない

そして第二第三の拉致行為がなどと、不安も広がる

これまさに長い時間をかけての

侵略行為と言わざるを得ないのかも・・・


美しい日本という国が狙われていることは確かである

シーパワーの日本がランドパワーである

チャイナ、北朝鮮・・が狙っているとすれば

それなりの方策を国民一人一人が考えるべき

強い国、アメリカも経済基盤がゆるぎ、アメリカの傘の下で

ヌクヌクとしていられる時代はもう終わったのかもしれない



       早起き鳥




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