早起き鳥 

【未明混沌】今日もきっと良いことあるような…!

選挙資金の調達役を頼まれる...!

2016年07月31日 03時21分48秒 | 読書







 ある時、俺の会社の顧問だった

大麻唯男さんに新橋の料亭に呼び出され

いきなり相談を受けた。


この暮れに衆議院も解散され

間もなく選挙が行われる。

それに備えて

新しい政党である進歩党を結成したが、

党首が決まらずに困っている。


党首の候補は二人いて互いに譲らず、

そのため選挙に備えて

早急に300万円を作ったものが

党首にすることにしたが、

自分の押している候補のために

その金を工面してもらえまいかということで、

俺は即座に快諾してやった。


そしてその俺に、君もついでに

一緒に立候補しないかという提案だった。

しかし俺はにわかにそんな気にはなれず、

一応その場では断った。


  「天才」
          石原 慎太郎 著
     









 角さんと政治の

接点がここにあるわけだが

やはり政治イコール金の様相を呈している

もっとも金を集めたものが党首になり

金を集めることのできるものが政治家になる

そんな構図が測り知れる


300万を調達できるものが党首になるとは

金づるを持っているものが権力を握る

何ともはや、今の世なら・・・

でも今も全く変わることなく政治とカネ

選挙にお金がかかるのだから

どうしようもないことである


全国50位クラスの若いゼネコン経営者

角さんの政治家としての

原点がここにあるようだ


そして、ついその気になって

角さん自身も出馬するとは痛快!

でも最初の選挙で

辛酸をなめることになったことがきっかけで

以降の角さんの政治家としての

人生が始まるのだから面白い


それにしても常に、

角さんは、苦労スタートの下積み派...!

そしてそれを苦労とは感じない豪傑であるようだ



     早起き鳥




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角さん若くして起業...!

2016年07月30日 03時29分29秒 | 読書







 家庭を持った俺は

その年の3月に俺自身の店を出す決心をし、

飯田橋近くの大通りに

材木屋の店と倉庫を買い取って

間口20間の当時としては

かなり大構えの店を新築し、

それをきっかけに

急速に事業を拡大していった。


昭和17、18、19の三年間は

俺にとって画期的な年となった。

第一にに今までの個人企業を

田中土建工業株式会社に変更し、

年間の施工実績では全国の50社の内に

数えられるようにまで育てた。

そして長男に次いで長女も生まれ

二児の親ともなった


  「天才」
          石原 慎太郎 著
     









 わずか25、6の若さで第一子を亡くし、

そして起業、さらに

事業展開を個人から株式会社に

年間施工実績は全国50位以内

こんな飛ぶ鳥を落とす勢い!は

どこから生まれてくるのか

単にお金を稼ぎたいというだけの目標で

達成できることではなさそうである


きっと、とてつもない目標があったに違いない

どんな目標というか、志を抱いて起業したのだろう

第一子を亡くして遮二無二!

というだけでもないと思う

この国を変えてやる...!

くらいの志があったのかもしれない


それにしても全国ゼネコン50位の

年間施工実績といえばどれくらいの

売り上げ実績があるのだろう

想像もつかないけれど、

半端な営業利益ではなさそうである


ともかく角さんには若い時から

お金が集まるようになっているのかもしれない

それは使い方を知っているからに

ほかならないのはあきらか...!

お金があろうがなかろうが、

どんどんお金を投資して、

留めおくことなくお金を回していたに違いない

他人からみれば

若い大富豪のように見えていたことだろう


     早起き鳥




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深い悔いが、第一子の死...!

2016年07月29日 03時25分01秒 | 読書







 しかしその最初の子供、

正法が5歳の時

引いた風邪をこじらせ肺炎を起こして

呆気なく亡くなってしまったのだ。


最後の瞬間、

俺がかけた声に応えるように

にっこり笑ったが、

次の瞬間その笑顔が

ろうそくの火が揺らいで消えるように

寂しいものに変わり、

そのまま泣き顔になって

息を引き取ってしまった。


この今になればなるほど思い出す度、

あの子には何もしてやれずに

死なしてしまったような

深い悔いがこみ上げてくる。


あの子があのまま育ってくれていたなら

俺の人生も多分

もっと違うものになっていたに違いないが。

親しい相手をこの世から失うというのは

いつも辛いものだ。


  「天才」
          石原 慎太郎 著
     









 初めて授かった男の子を死なせてしまう

これほどの悲しみがこの世にあるのだろうか

それほどの不幸せを角さんは味わっている

僕に子供が授かって幼児期に亡くしていたら

きっと立ち直れないと思う


11年間飼っていた秋田犬の雄

大型犬の11年といえば大往生である

そんな愛犬との別れでさえ、

何年も心にぽっかり穴が空いて

塞ぎ込んでいたのだから

自分の第一子だったら、

もうダメだったかもしれない


角さん、お気の毒!

そんな経験を積みながらもひるむことなく

人生切り開いていくのだから

すごい人と言うのは、

試練も半端じゃないとさえ思う


その人には乗り越えられる試練しか

天は与えないとはよく言う言葉

僕には僕にふさわしい、試練があって

どんなに苦しいと思っても

なんとかなるものだと思えるようになれた


親しい人の死とは辛い別れであるけど

姿が見えなくなるだけで、いつも心に存在し、

その人の魂が常日頃、呼びかけてくれる


「頑張る必要などない、なるようにしかならんよ...!」



     早起き鳥




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男の子が授かった角さん...!

2016年07月28日 03時37分30秒 | 読書







 結婚して間もなく俺にとって

初めての子供が生まれた。

男の子だった。


仕事の忙しい真っ最中だったが、

生まれたばかりの赤ん坊を抱き上げ

俺はこれで何か大きなものに

つながったいう強い実感を胸にしながら、

なぜか故郷の相変わらず

馬道楽の親父と

それに耐えて頑張り通している

おふくろを思った。


しばらく離れたままでいるあの二人を

なんで強く思い出したのかわからない。

とにかくあの二人がいて

そのおかげで俺がいて、

そしてまたここにこの子供がいるという

強い人生の実感だった


  「天才」
          石原 慎太郎 著
     









 幸か不幸か

子供の授からなかった僕には

よく分からないけれど


初めての子供が生まれた時というのは

どんな人でもその感激と

将来に対する不安を超える

希望を持つようである


この自伝が角さん本人の自伝であれば

初めての子供を

どんな言葉で表現するのだろう...!

著者が角さんになりきって

表現したと頭の片隅にあって

どことなく違和感がある


とはいえ、角さんのこと

将来の希望というよりは

野望というか野心というか

凄まじいほどの上昇志向が感じ取れる

仕事も忙しく恐ろしいほどの

幸福感に浸っている

角さんの笑顔がイメージできる


     早起き鳥




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不思議な人のご縁...!「結婚」

2016年07月27日 03時45分23秒 | 読書







 思い病の末に除隊となった俺は

東京に戻り、飯田橋の近くに家を借りて

建設の設計や機械基礎の計算、

建築工事の請負などの仕事を始め、

ものすごく忙しい毎日となった。


俺にはかねて結婚するつもりでいた

又従姉妹がいたのだが、

俺が兵隊時代に重病で入院しても

見舞いにくることもなく業を煮やしていた。


そんな中で忙しくしている俺に

何かと細かい心配りをしてくれる

家主の娘に好意以上のものを

感じるようになっていた。


人間の縁というのは不思議なもので、

その時まで彼女のために

できるだけ早く誰かいい相手を

探してやりたいものだと思っていたこの自分が

彼女と一緒になるなどとは

思ってもいなかったのに、


そして桃の節句に結婚したのだ。



  「天才」
          石原 慎太郎 著
     









 軍隊にいた頃、

早稲田大学の建築に関する専門講義録を

とって隠れて勉強したことが役にたったのだろう

それにしても大病を患って

帰国しても故郷に帰るわけでもなく

東京で単身起業するのだから

凄まじい上昇志向の持ち主


そして結婚に至るご縁に恵まれるのだから

角さんの人生とは

まるで絵に描いたような

シナリオに支えれているようだ


不幸とか災難とかいう

どうしようもない試練など

彼にかかったら、ただの一時の通過儀礼

人生まっしぐらに自分が思う人生を

突き進んでいったように思える


果たしてどんな想いで結婚したのだろうか

成り行きと言えなくもないし

そして赤い糸だっと言えなくもない


人のご縁とは不思議なもの

思い悩んだとしてもなるようにしかならないから

人生とは面白くもあり、つまらなくもない


     早起き鳥




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