早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

ハンカチ落とし、子供たちの勘…!

2013年01月18日 03時16分36秒 | 読書





人間としてバランスの良い
身体感受性を育てるためには
いろいろな方法があります。
子どもの遊びはその一つです。

たとえば 「ハンカチ落とし」

という遊びがあります。

内側を向いて円陣を組み、
「鬼」がその後ろを周回し、
誰かの後ろにハンカチを落とします。

それに気づかずに一周して
肩を叩かれたらその人が
次の「鬼」というゲームです。

ハンカチは背後で落とされますから、
もちろん目には見えないし、
音もしません。

ハンカチが空中を落下する時の
空気の振動はほとんど知覚不能でしょう
それでも勘のよい子は、
ハンカチが地面に落ちる前に、
自分の後に
「鬼」がハンカチを落としたことを察します。

 「疲れすぎて眠れぬ夜のために」
        著 内田 樹


     
     












いったい勘の良い子は
何を感知したんだろう
この先生の本には「邪念」とある

「この子の後ろにハンカチを落としてやろう」

という「鬼」の心に湧きあがった
一瞬の「悪意」を感知したのか
純真な子どもが純真な子の背後に
悪意を持ってなしたるハンカチ落とし

邪心だろうが悪意だろうが
なんと純真な遊び
もし、僕が「鬼」だったら?

邪念だらけの僕が
誰かの後ろでハンカチを落としても
誰も気付いてくれないかもしれない

それとも邪念オジサンは
きっと仲間に入れてもらえないかも

「オンチャン、キモイ…!」
って言われそうだ

そんなキモイオジサンも還暦の朝
これからは純真な気持ちで
子供たちと接したいものだ

     早起き鳥





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