身体能力の衰えというのは
要するに「マップする能力」
の低下のことです。
それは「上から自分を見る」
ことを止めて、
「横にいる人間を見て、
それと同じ行動をする」
とうかたちを取ります。
「みんなが行くから大丈夫だろう」
というふうに感じる。
というのが身体的感受性の
衰えのきわみだった徴候です。
「なんかすごく混んでいるから、
行かない方がいいみたいだ。
もっと待ってるか、
大きく迂回して帰る方が良いかな…」
そういうわずかな身体的な危機感は
そこにいた誰もが
微弱であれ察知したはずです。
でもそれを無視して、
「みんなが行くなら大丈夫だろう」
という頭脳的な予測の方を
信じてしまうからです。
「疲れすぎて眠れぬ夜のために」
著 内田 樹
高速道路での大渋滞
この渋滞の先に何があるのだろう?
そう思いながら渋滞の中にどっぷりといる
サービスエリアに近づき
休憩しようか、そのまま行こうか
悩むところ
次にインターチェンジに近づく
高速道路を下りて一般道を行こうか迷う
多くの車が行動をすると
それに追随するなかで
頑固に自分の描いた
シュミレーション予測を信じて
自分としては行動したいとは思う
この渋滞の中に居るのが
一番安全でリスクが少ない
いや、大事故の影響でこの渋滞
いまこそ、災害退避だ
自分の身体がどうとらえるか、
他の人の行動も確かに判断材料だが
動物的直感力が本来
自分にも備わっているはずだ…!
早起き鳥
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