二流もしくは三流の人物(皇帝)に
絶対的権力を持たせるのが、専制国家である。
その人物が、英雄的自己肥大の妄想を持つとき、
何人といえどもそれにブレーキをかけることができない。
制度上の制御装置を持たないのである。
独裁体制下の吏僚の共通の心理として、
敵と戦うよりもつねに背後に気をつかい、
時にはクロパトキン大将のごとく
眼前の日本軍に利益をあたえても
なお政敵のグリッペンベルグ大将を
失敗させることに努力し、その努力目的を達した。
セオドル・ルーズヴェルトのいう
「専制国家が勝つはずがない」という理論は
そういう戦場現象にまで適用することが出来る
「坂の上の雲」 司馬 遼太郎著
戦争という状況はありえない現在
専制国家的独裁体制というのもありえないけれど、
現在の一般的な職場環境を考えると、
仕事にすべき相手を間違っているのではないかと
考えさせられる状況がよく話題になる。
敵は身内に、そして自分の心の中にあり…!
どっちを向いて仕事をしているのか…?
と自分に改めて問うてみる。
今の肩書きを捨てたくない、もっと上の肩書きが欲しい。
失敗は許されない。
失敗が想定されるならその責任転嫁ばかり考えている。
もともとアホな自分が手にした権力と肩書き、
そんなもの本来の実力ではないのだ、
アホはアホなりにアホな生き方をしておれば良いのだ。
肩書きなど捨てる覚悟で本当の相手を見ろ、
独裁体制、専制国家の官僚と一緒ではないか
早起き鳥よ、現場へ行け!
早起き鳥
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