鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

アバンチュールか、プチバカンスか。逗子の浜辺はニースの香り・・?

2012-09-11 12:12:57 | 日記
頃は9月の月初め。ご近所の甘味処「こまめ」さんは遅ればせながらつかの間の夏休み。はたまた、ウチの二人はここ数か月の間、見事なまでに間断なく心身ともに「夏やつれ」の辛い日々を経て、しばし「休止モード」も欲しいなあという心持ち・・。

ゆえに、普段からお互いのお店や工房を行き来しているかえさんとウチの奥さんが、それこそ私がまばたきしているほんのわずかの時間に「そうだ、今こそ大将のお店に行こう」という結論に至りました。いやはや、ちょっとした立ち話の間に「その日」のタイムスケジュールの概略が即決です、お見事。

でもって「大将」とは、やはりご近所で三浦野菜を商う佐助の名店「サスケストア」の井上大将。そして「お店」とは、大将が昨年の半ばに三崎の卸売市場内にオープンした「三崎食堂」です。

かえさんとウチの奥さん、そして運転手たる私もそーっと仲間に加えていただき、「三崎ツアー」の詳細を練っている最中、何気に「三崎食堂」のウェブサイトを閲覧した途端、「ガーン!」。なんと「三崎ツアー」の当日、肝心の「三崎食堂」は、お休みにあらせられている由・・。

うーん、思い起こせば昨年の秋、やはりこの三人で「三崎食堂」を目指そうとした際にも、予定していた日は休業でした。歴史は繰り返す、らしい。そして何故ゆえに、三崎はかくも遠いのか。大将、教えて・・。

昨年の場合、急遽予定を変更して向かった先は市内・七里ヶ浜にある「世界一おいしい朝食」との評判の高い、あの「bills」さん。平日の朝8時だというのにとにかく人でいっぱいで「世界一混雑する朝食屋さん」でした。

なにしろ、こまめさん&ウチのトリオにとって、お仕事や諸々のヤボ用にてこの種の「ツアー」に許される時間帯は夜明けから午前10時くらいまでのほんの数時間・・。

いろいろあって、今年はここへ。

鎌倉の隣町。わが家からクルマで10分たらず、逗子海岸の東の端、渚橋の脇に位置するこのお店はかつては「デニーズ」として営業していました。「あまたあるデニーズチェーンのお店の中でも最も眺めの良いお店」として、つとに評判だったスポットです。私も若かりし頃、東京の東の端の方からクルマでやって来たことがありましたっけ。

海のほとりのテラス席に身を沈めて、かえさんの第一声は「あぁ、海だぁ。、ずっとここにいたいなぁ・・」。その言葉を取って返してウチの奥さんいわく「まるでニースでプチバカンスって感じだね」ですと。

そうなんです、周りは海だらけ。「あの遥か遠くに見える緑の丘が江ノ島。その横には富士山が見えることも・・」なんて説明しつつ、気がつけば、かえさん(左)とウチの奥さんはワタシそっちのけで今はやりの「女子会?」

かえさんはかの宝塚音楽学校出身の元タカラジェンヌ、そしてウチの奥さんは横浜の中高一貫教育の女学校出身とあって、その「女子力」は二乗にも三乗にも増幅されるのか。お互いの仕事のこと、そして男という生き物がいかにか弱いか云々、つらつら過激に徒然と語り合い、そしてなにやら共感の態・・。まことに勇ましい限り。「オトコのオバサン」を自認する私としては、身の置き所がありません。ひるがえって、かえさんとウチの奥さんはひょっとして「オンナのオジサン」?

苦し紛れに、ネコの写真を撮ったりするワタシ。

もしネコ語が話せるならば、このネコ君に「こんなアタシをどう思う?」と尋ねてみたい衝動にかられたり・・。

海のほとりにずっと佇んでいたいところではありますが、せっかくですので、かえさんと葉山をドライブ・・。運転手たる私は「ここが日影茶屋」「こちらが葉山御用邸」「まもなく美味しいパン屋さんに到着です」なんて具合に、とっても楽しい時間。驚いたことにウチの奥さんもあれやこれやと葉山の街をこまめさんに紹介しています。さすがに「発車オーライ!」とは言いませんでしたが、バスガイドさんみたいです。ビックリ・・。

此度の「プチ・モーニングツアー」の〆は葉山御用邸近くの洋菓子店・鴫立亭(しぎたつてい)。

わが家はロールケーキをお買い上げ。

おりしもこの日の午後、ウチにお越しのお客さまはかつて鴫立亭・大磯本店の洋菓子をこよなく愛していたそうで、ひさしぶりの鴫立亭のロールケーキをなつかしそうに食していました。これもまた、「こまめ」なる日々のたまものです。ありがとう、かえさん。

午後からの陶芸を終えて夕食のひととき。ふとウチの奥さんが「キミ、今日はよかったね。元タカラジェンヌとアバンチュールだよ。ワタシも一緒ですみませんけど、ね・・」ですと。

なるほど、かえさんはたしかに宝塚音楽学校卒の元タカラジェンヌ。普段からあまりに身近にお付き合いしているので、その経歴をつい忘れていました。

そして、なるほどなるほど。アバンチュールという言葉、このごろはあまり耳にしませんがたしかにありましたね。フランス語だったかな。

ウチの奥さんからも堂々と 市民権 を受け入れてもらった「元タカラジェンヌとアバンチュール」。次回の「逢瀬」は三崎めぐりで決まり、です!?






















コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 浴衣でゾクっと「こまめ寄席... | トップ | 皆さまとの「彩りある時間」... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (女のおじさん)
2012-09-12 23:36:40
早朝逗子ツアー!胸が躍りました。有難うございました。

何かお休みの度に行きたくなりそう・・・
♪さよなら夏の日~♪
返信する
女のおじさんへ・・ (マキロウ)
2012-09-13 20:19:40
こちらこそ、楽しいひとときをご一緒させていただき、ありがとうございました。
これからも「アバンチュール」のお付き合い、よろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事