退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

筋道を残すということ

2008-12-17 01:24:16 | Weblog
晴れ。暖かい。

小林信彦「小説探検」を久方ぶりに読む。

これはどこかで文庫になっているのだろうか。
「小説世界のロビンソン」はなっているのだからこれもと思うのだけれど。

15年前に書かれてはいるものの
おそらく今でも著者が提出した同じ課題が残されたままのはず。

ある時期以降小説を読まなくなっているので
とりあえずパトリシア・ハイスミスを読んでみよう。

いわゆる「論争」が蓄積されないままになりがちな日本で
著者はひとりで「体系」を作って「最低限の常識」を表しているのがすごい。

まともなものがなぜか日陰の道を歩まされるのだから
これくらいのことをしないとダメなのだろう。

やれやれ。
ついでに谷崎潤一郎も全部読み返すべきか。
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2 コメント

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Unknown (kei)
2008-12-29 13:25:51
初めまして。〈小林信彦〉で検索してやってきました。

>これはどこかで文庫になっているのだろうか

文春文庫の「読書中毒 ブックレシピ61」が該当します。「小説探検」とかつて週刊文春に連載していた読書日記のうち、「本は寝ころんで」「〈超〉読書法」に収録されていない分を合体させたものです。

「小説探検」は何度も読み返しています。 
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Unknown (pxcre2)
2008-12-30 01:22:54
情報ありがとうございますw
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