退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『目からウロコのある』読書」について

2017-08-19 02:03:31 | Weblog
くもり。夕方に土砂降り。

仲正昌樹「今こそアーレントを読み直す」を再読。

相手が誰であれ「答え」を要求するのは「怠惰」であり
それに従うのは「宗教」でしかないということ。

「政治」とは「利害関係の調整」ではなく
「『善』や『正義』について討議すること」であること。

あるいは平凡な市民が平凡であるがゆえに
無思想的に巨大な悪を行なうことが出来ること。

「偽善」を取り払っても「すばらしい人間性」など出て来ず
そもそも「人間は『善』なる存在」かは大いに疑わしいこと。

そして「自由意志」などないからこそ
あらためて「自由」を「構成」すべきだということなど。

ちょっと拾ってみただけでも興味深い観点があれこれ。
もちろん詳細はアーレントの著作を読んでみるしかないのだけれど。

やはり「目からウロコ」を本気で求めるには
「古典」となった作品群とじっくり付き合った方がよさそう。

もう少し「のんびり読む作業」を採り入れるべきか。
「老人力」を落ち着かせないとどうにも。

というよりあまり「頭を使わない読書」をしすぎているのかも。
どうにかしないといけませんな。

あとはやはり「集中力の問題」がありそう。
「体力の衰え」はもちろんあるし。

まあ焦っても仕方がないのでぼちぼち。
「メリハリをつけること」を意識してきたいところ。

さて。

再開した仕事をいつも通りこなす。
少し眠気のようなものがあったが大したことはなく。

早く「通常モード」に戻した上で
借りてくる本の中に必ず「古典」を加えることにしよう。

どうなるかは今後の心がけ次第。
それが「頼りないもの」であることは重々承知の上で。

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