退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「貧困の極み」について

2012-03-28 03:45:29 | Weblog
晴れ。昼は暖かだが夜はまだ冷える。

「なぜ世界の半分は飢えるのか」読了。

「穀物メジャー」と呼ばれる「多国籍企業」が
「自らの利益のための『最適行動』しかしない」という事実の単純さよ。

そのためなら「人は死んでもかまわない」し
「環境」がどうなろうとかまわないのだ。

いわゆる「国際機関」も何かしらの「利益」のために動くものであり
最近ならIAEA(国際原子力機関)はあくまで「原子力推進」であるということも忘れずに。

「低開発国」を「助ける」という名目で
たとえばアメリカは「食糧」を「武器」にして相手国を「思い通り」にしてきた「歴史」もある。

わが国の「被災地」でも同じようなことが起きている雰囲気はあり頭を抱えるよりない。
今日のニュースでは他人の年金をフイにした男が堂々としらばっくれていたり。

そうした動きに対して著者は「ゲリラ戦」の「宣戦布告」をした模様。
もっとも「状況」は現在において全く変わっていずむしろより悪くなっているのかもしれない。

時代はいちおう21世紀だけれど
なにやら「植民地時代」に戻っている趣きがある。

「野蛮な文明人たち」が「未開人たち」をいいようにあしらって。
これでは「暗黒の中世」と何も変わりがない。

この様子を「未来の人間たち」が「歴史」として知ったら
「われわれの祖先はつくづく愚かであったものだ」と嘆息することだろう。

アホくさ。
せめて身近な人間たちを何とか安楽に暮らせるようにしたいもの。

「まともな人間」を作らなければどうしようもない。
とはいえ母国語もきちんと理解できない子どもたちは増え続けている。

この「貧しさ」にしっかりと向き合う覚悟が必要らしい。
コメント
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