退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「おぼつかない足下」について

2012-03-06 03:29:12 | Weblog
雨。パラパラと降り続く。

中山元「フーコー 思想の考古学」読了。

あれこれものを考えるときそのどこかに「無条件の前提」がある。
それゆえ敢えて「遡行」をするもののそれでもあるということ。

「時代の制約」からは誰も逃れることができず
一見「正反対のこと」を言っているふたりが「同じ土俵」に立っていたり。

きちんとものを考えることの難しさをあらためて思う。
自分の「足下」はしっかりと見ておかなければならない。

さて。

今日は仕事前にドトールとミスドをハシゴしたのだけれど
後者で幼い少女が母親の目の前で出口の透明なガラスにおでこをぶつけるのを見る。

痛みは大したことがなかったのかそのまま方向を変えて出て行った。
最近ではビートたけしくらいしかしない「ネタ」のようで思わず微笑む。

その一方隣りにいたおそらくは常連の若者が喫煙席に座っているのを店の人に不思議がられ
敢えて座っているのだと答えた後で「気遣いなんです、そこが重要」と言うのを聞く。

子ども連れの多い店ゆえそうしているのだということらしかったが
黙ったままでいられないのがいかにもな「青二才ぶり」。

「しゃらくせぇ」と思わず心でつぶやく。
せめて「今日は受動喫煙しに来ました」くらいの台詞がほしいところ。

それを言っちゃあおしめえよ。

「寅さん」ではなくとも同じ「フーテン」の身として忠告しておきたかったけれど
最後の一服の煙を横に吐く程度で終わって店を出る。
コメント
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