退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

日本の昔話について

2009-11-27 00:10:51 | Weblog
快晴。雲ひとつなく澄んだ空。

柳田国男「日本の昔話」を読む。

全部で106の昔話が収録されている。
基本は「見ず知らずの他者に親切にしたらいいことがあった」というもの。

ただしその中にはなかなか楽しいものも含まれている。
たとえば「海月骨なし」というクラゲがなぜ軟体になったかという話。

あるいは「百足の使い」におけるムカデの「言い訳」。
「物おしみ」という話の「ケチぶり」の深さ。

みんなで読み比べて点数をつけるというゲームをすると
おそらく各自のセンスがそこに現れるはず。

さぞや楽しかろうと思うものの
残念ながらこの文庫は絶版になっているらしい。

新刊本屋に読みたいものが少ない現在、
こういう本こそ置いてもらいたいものではあるのだが。
コメント
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