フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月22日(金) 雨のち曇り

2007-06-23 01:51:46 | Weblog
  7月2日(月)の昼休みに文化構想学部の1年生を対象とした現代人間論系の説明会(36号館382教室)を行う。今日の昼休みは論系室でその打合せ。主任の増山先生は宇都宮線の雀宮(宇都宮の一つ手前の駅)にお住まいなので、今朝の架線事故の影響で来られないのではないかと思いきや、ちゃんと来ておられた。宇都宮から新幹線で来られたそうだ。今日が特別なのではなく、いつもそうされているとのこと。私が先月高校時代の友人に会いに雀宮に行きましたという話をしたら、雀宮のどの辺ですかと聞かれた。地名は忘れてしまった。駅から歩くと30分くらいかかるところでしたと答えると、それは町の方でしたか田舎の方でしたかとさらに聞かれた。私は答えに窮した。なぜなら私の感覚では、雀宮の駅に降りたとき、四方八方、見渡す限り田舎の風景であったからだ。私は正直にそう申し上げた。増山先生は苦笑されながら、さきほどの問いを「田舎でしたか、ど田舎でしたか」と修正された。私は友人の自宅から車で少しいったところにドラッグストアーがあったことを思い出し、「田舎でした」と答えた。増山先生は、「そうですか。私の家はど田舎にあるのです」と言われた。それを聞いていた助手のAさん(増山先生のゼミの院生)が「本当にど田舎ですよね」と相槌を打った。さて、説明会には何人の学生が集まるだろうか。
  4限の大学院の演習は清水幾太郎『社会的人間論』(1940年)を読む。マスターの2名が欠席で、ドクターのI君とAさんと私の3人で時間を30分ほど延長して行う。
  6限の「現代人の精神構造」は大藪先生担当の最終回。親の育児の仕方に問題がある場合、子供の心理状態が不安定になり、その不安の表れの1つに「抜毛」(ばつもう)という行動がある。大藪先生が「これは〈ぬけげ〉とは読みません。〈ぬけげ〉は私や大久保先生の場合です。そうですよね」と言って私の方を見たので、「いえ、実は、私は〈ばつもう〉なのです」と答えた。それにしても、大藪先生、今日が最終回ということで、ずいぶんとリラックスされてるじゃありませんか。最前列の席で哲学の田島先生(来週から登場)がニヤニヤしながらわれわれのやりとりをご覧になっていた。授業の後、大藪先生、TAのI君と「秀永」で食事。とりあえずビールに餃子。そらから芝エビのチリソース煮定食、酢豚定食、油淋鶏定食を注文して、シェアして食べる。中華料理はこれができるから楽しい。
  10時過ぎに帰宅。風呂を浴び、ハードディスクに録画しておいた『生徒諸君!』と『特急田中3号』の最終回を観ながら、フィールドノートの更新。明日はまた晴れるらしい。