河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/28(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑪」Op.63、バラード第1番他 

明日を楽しみに・アマ手紙22

2006-11-06 23:09:10 | アマデウスへの手紙
モーツァルトさん、こんにちは。

いよいよ明日「モーツァルトさんに会いたい」モトイ、「モーツァルトに会いたい」本番です。
京都芸術センターのどこかに来てくださって、お会いできること、とても楽しみにしています。

手紙をたくさん書いてだんだんと気づいたのですが、私は、モーツァルトさんの音楽の凄さ(ステキさはもちろんですが)を何とか皆さんにご紹介したい、と思うのです。

生きていらっしゃったとき、モーツァルトさんは、時々、自分の音楽にとても自負があるにもかかわらず、それを理解されないことにいらだってらっしゃいましたよね。

その気持ち、とても良くわかります。
だって本当にすごいんだもの。

その音楽の魅力を、明日は心から存分に楽しみたいと思っています。
モーツァルトさんも、どうぞいっしょに楽しんでくださいね。

で、終わったら、いっしょにカンパイ!しましょうね。♪

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自動オルガンの為のアンダンテ・アマ手紙・21

2006-11-06 02:00:07 | アマデウスへの手紙
モーツァルトさん、ありがとう!

7日の演奏会「モーツァルトに会いたい」のための練習も佳境に入って来ているのですが、やっと今になって、プログラム番外の「自動オルガンのためのアンダンテk.616」をさらってます。

この曲を練習したことによって、モーツァルトさんの曲の、あの独特の音色、タッチ、これがみごとに私のユビに宿ってきました!!

この曲は、モーツァルトさんが、晩年の借金のために仕方なく引き受けた仕事で、楽器やお客(蝋人形館)の制約のため、「すぐに退屈する」と嘆いてらっしゃったものですね。

でも、左手がすべてト音記号で書かれていることでもわかるように、とても清浄な音色、メルヒェン的な響きがします。
無垢、とでもいうのでしょうか。

それを、現代のピアノ(私の場合はスタインウェイBですが)で再現しようとすると、本当に鋭敏なタッチが必要なのですね。

曲が要求する音を探しているうちに、このタッチが、なんというか、本当に恩寵のようにやってきました。

ずっと前、やはりモーツァルトさんの曲を集中的にさらっていた時も、このタッチは知っていたのですが、その後、ロマン派をはじめ、他の曲を多く弾いて、この独特のタッチが少し遠のいていたのです。

やっぱり、モーツァルトさんの曲を弾く時には、モーツァルトさんの曲だけ弾きたい。
ロマン派や、その他、いわゆる濃い曲を同時に弾くと、少なくとも私のユビは、なんというか、混乱?…なんか猥雑になるのですね。

この感覚、知っていたけど、今回、やっと今よみがえって来た感じです。
とてもすがすがしくって、気持ちいい。

ありがとうございます。
モーツァルトさんの音楽が、これを教えてくれたのです。♪


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