気ままに

大船での気ままな生活日誌

葉山めだか

2008-04-23 07:19:50 | Weblog


真っ赤に燃える、葉山のつつじ山(花の木公園)のふもとの一画に小さな池があります。ここに、めだかの野生種、葉山めだかが棲んでいます。案内板がありましたので、それを基に、ちょっと説明しますね。

めだかの野生種は以前、どこにでも見られましたが、(ボクらの子供の頃はどこの小川でもみつけることができました)、現在は、絶滅危惧種になっているのだそうです。よく金魚屋さんで売っているのはヒメダカで、改良種だそうです。野生種はクロメダカとよばれ、一番小さな淡水魚で、仲間のほとんどは熱帯地域に生息していて、日本メダカは北限の熱帯魚ともいわれているそうです。

メダカは、むかしは全国各地に生息していて、それも、それぞれの地方独特の”系統進化”をしてきて、遺伝的多様性が大きな生物である、と何かの本で読んだことがあります。メダカ王国は”多様性”を国是にした、いってみれば多民族国家だったのです。こんな貴重な王国をめちゃめちゃにしたヤツは誰だ!我々です。過度の農薬や化学肥料の使用などによって、以前は水田の回りにふつうにいたメダカちゃんを追い払ってしまったのです。

その罪滅ぼしでしょうか、各地で地元のメダカの保護運動が盛んになってきました。とてもいいことです。この葉山めだかもそのひとつなのです。 



ボクは葉山メダカちゃん、今年も元気にしてるかな、と池を覗き込みました(去年もみているのです)。ところが、まず目に飛び込んできたのは、オタマジャクシの大群でした。な、なんたることでごわすか。これではおたまじゃくし保護池ではござんせんか

でも目を凝らしてみたら、おたまじゃくしの数には負けるけど、しっかりと大きな目玉をもったスリムなメダカちゃんが泳ぎ回っていました。ほっとしました。 でも待てよ、とボクは思いました。おたまじゃくしはカエルの子、しばらくするとゲロゲロ鳴き出し、そして、あのメダカちゃんを、うめえうめえ、葉山牛のステーキみてえだ、と言いながら、食べ尽くしてしまうのではないか。。もしかしたらカエル帝国の少数民族いじめではないかと思ったのです。

ボクは急に心配になって、隅にいるメダカちゃんに様子を聞いてみました。そしたら案の定でした。最近、メダカの学校におたまじゃくしが大挙して入学してきて、しばらくすると、国語はゲロゲロ語にすべきだと主張し、いまではメダカ語は第二外国語になってしまったそうです。そして、メダカ仏教のお経の文句”水に流れてつーいつい 水に流れてつーいつい みんながそろってつーいつい” もゲロゲロ民族に合わない、気分がわるくなると言って、止めさせられたそうです。

ボクはない智恵を絞って、横暴なゲロゲロ民族を追い返し、もとの静かなメダカ王国に戻す方策を考え出し、それをそっとメダカちゃんに耳打ちしてあげました。その内容はって?それは、ひ・み・つ。



・・・
話はころっと変わるのですが、今朝の日の出、まるでお月さまのようでした。ぽっかりと浮いていました。5時半のことです(早起きでしょ)。でも1,2分で雲に隠れてしまいました。ボクの起床に合わせて、顔を出してくれたみたいです。 お日さま、ありがとうございます、今日も一日、頑張ります、じゃない、楽しみます。


コメント (2)
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