~ラテン語をゆっくりと自習するブログです~
PAGINA DIADUMENIANI
Latin for Beginners_1601
【本文】
Owing to a difference between the English and Latin idiom we translate ut after a verb of fearing by that not, and nē by that or lest.
【語句】
owing to ~:~のために、~のゆえに、~のせいで(原因を示す)
idiom:熟語、慣用句、成句、イディオム
lest:~しないかと、~ではないかと
【訳文】
英語の慣用表現とラテン語の慣用表現の間の違いのために、恐れの動詞の後に来る ut は「~しないのではないかと」と、また、nē は「~するのではないかと」と訳す。
【コメント】
nē by ... は、we translate nē after a verb of fearing by ... が略されたものと思われます。
本文の説明を整理すると以下のようになります。
① 恐れの動詞+ ut 節 | → 「~しないのではないかと…」 | 〔ut(+)= “-” × “-”〕 |
② 恐れの動詞+ nē 節 | → 「~するのではないかと…」 | 〔nē(-)= “+” × “-”〕 |
ut は肯定の意味を表しますので、「“~しない”のではないか」と否定的に訳すのには違和感がありますが、「のではないか」まで含めて、「~しない(-)のではない(-)か」と考えると、“-”(マイナス・否定)× “-”(マイナス・否定)= “+”(プラス・肯定)となり、イメージしやすいかと思います。
また、nē は否定の意味を表しますので、「“~する”のではないか」と肯定的に訳すのには違和感がありますが、ut の場合と同様に「のではないか」まで含めて、「~する(+)のではない(-)か」と考えると、“+”(プラス・肯定)× “-”(マイナス・否定)= “-”(マイナス・否定)となり、イメージしやすいかと思います。
-初学者のためのラテン語-
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