座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

吉祥寺の参拝と見学

2018-02-06 | おしゃべり
中瀬の吉祥寺では この冬 三度目に降った雪も
そろそろ完全に消えていきそうです。

そんな中ですが、
去年の9月のお話をしても良いですか?(笑)



両陛下が深谷を訪れた頃には
暑さも峠を越えていました。

その後、吉祥寺を訪れる方々が 
急に増えたように思います。

理由は少しずつ違います。

「歴史が好きです」

「彫刻を見せて下さい」

時間にゆとりができてきた年代の方が、
人生をより楽しく有意義に過ごす方法として
寺社を訪れる。

ステキな事だと思います。



訪問のお話をいただくと、

「その日なら 私(住職)が居ますから、
 私がお話させていただきます」

とか、

「その日は 私は居ませんから、
 座敷ネズミがお話させていただきます」

などと住職は言うのですが、
実際には 居るはずの日に居ないかったり、
居ないはずの日に居たり、
まったく予定は未定なのでした(苦笑)。





予約をして下さる方々も、

ぜひ吉祥寺を、という方がいらっしゃる一方、

その日に行く場所と 行く場所のと間で
もう一カ所 訪れる場所がほしいから、

という事情の方など、本当に いろいろです

そして、この頃 顕著なのが、
富岡市や藤岡市、下仁田町などの
富岡製糸場と絹産業遺産群を訪れ、
地続きの田島弥平旧宅を訪れ、
ついでに吉祥寺に廻る、
という人々が増えた、という事です。

さすが世界遺産、知名度が違います!



富岡製糸場と言えば、渋沢栄一や 尾高淳忠につながります。

尾高淳忠の「菜風翁碑」があるなら、吉祥寺にも行ってみよう
という事になるのだろうと思います。

ですから、ぜひご覧いただかなくては、と考えるようになります。



また、製糸業や絹織物関連で 史跡巡りをなさっている方々には
繭玉三宝を見ていただいたりもしました。

繭玉三宝は 黒い漆塗りの大きな脚付きの三宝で、
おそらくは蚕の供養や 繭の奉納をする時に
専用に誂えた供物台だと思います。

バラして箱に入った状態では 大きくて邪魔なので(笑)、
常にセットして本堂に置いた状態にしました。

他の地域でも そんな供物台を作ったりしていたでしょうか?




左右にあります。


       
        一対です。

             
              こちらには花祭りの花御堂がのせられています。






なお、富岡製糸場東置繭所では、
明日7日から 21日まで
企画展「富岡製糸場と絹産業遺産群-絹産業のあゆみと世界遺産-」
が行われます。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿