座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

予科練の歌

2020-12-04 | おしゃべり

朝ドラの「エール」が終わりましたね。

 

(「おちょやん」が始まりました。子役がいいですね!)

 

「エール」が放送されている間、

その朝にピックアップされていた曲は

一日中、少なくとも午前中は 頭に残っている事がありました。

 

好きな歌なら、なおさら!

 

ふとした弾みに、歌ってしまいます。

 

(ただし、「長崎の鐘」は難しくて歌えませんでしたし、

 「とんがり帽子」の時は、つい笑ってしまいました。)

 

そんな中、口をついて歌が出てきそうになると

複雑な思いがして つい歌う事を止める、

というものがありました。

 

 

 

若い血潮の 予科練の
七つボタンは 桜に錨(いかり)
今日も飛ぶ飛ぶ 霞ヶ浦にゃ
でっかい希望の 雲が湧く

 

「若鷲の歌」です。

 

映画『決戦の大空へ』の主題歌として 

大ヒットしたそうです。

 

私はこれを 子供の頃 良く聴いて知っているので、

歌えるのです。

 

それは「懐かしの歌声」のおかげではなくて、

家に集う酔っぱらいの歌で 良く聴いていたせいで、

一番の歌詞なら そらで歌えるのです。

 

 

 

 

 

子供の頃、酔っぱらいたちは

歌を歌いだすと 歌うのはもっぱら

「チャンチキおけさ」(1957年)と

「潮来の伊太郎」(1960年 正しくは「潮来笠」)、

あとは軍歌、戦時歌謡でした。

 

戦時歌謡の中でも 「予科練の歌(若鷲の歌)」は

リズムも良く、頻繁に歌われていたように思います。

 

早い話、みんなで声をそろえて一緒に歌える歌というのは、

他にあまりなかったのです。

 

「チャンチキおけさ」は 

お箸でお皿を叩くという、もっとも行儀の悪い事を 

お酒に酔った勢いも借りて平気でできちゃう、

という快感もあったのではないでしょうか。

 

そして、「潮来笠」と「若鷲の歌」は

今でいう、ご当地ソングでした。

 

皆、<身近な歌>として 好んで歌っていたのです。

 

 

私の実家の近所の人にしてみれば、

潮来も 予科練も 地図で見ると 

さほど離れていない国道125号線上のご近所です。

 

横浜や長崎の人には理解できないかもしれませんが、

自分たちの住む地域(の、ご近所)が

歌に歌われるという慶事は 滅多にありません。

 

みんな<俺たちの地域の歌>として 

喜んで歌っていたように思います。

 

 

そんな中で。

 

 

 

つづきます。

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿