座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

お盆を過ぎて

2020-08-26 | お盆

あれも書こう、これも書こうと思っていた事が

全く書けないまま お盆が終わりました。

 

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 

私たちは なんとか 新型コロナウイルスにも 猛暑にも負けず

平穏にしています。

 

 

 

20日の読売新聞の朝刊のコラムで

「コロナ禍」と「炎天」という言葉を並べて

ふたつの「禍」と闘う必要のある毎日であると

述べていました。

 

気象庁の長期予報では 

残暑が長く続くと言っていたそうです。

 

敵は、ひとり(?)では ないのです。

 

これからも気を抜かずに 生き抜いてまいりましょう。

 

 

 

 

 

例年ですと、今月末までは 

なんやかやと お盆の行事が続くのですが、

新型コロナのおかげ(???)で 早まりましたので、

私は 今はもう のんびりしています。

 

 

 

 

 

7月中に 「令和2年吉祥寺盂蘭盆会要領」という文書

(こんなの、初めてです!)をお配りして

「本年に限り」と念押しした上で

(こんなの、毎年恒例にしたくありません!

3密を避けるために工夫したお詣りの仕方を 

ご案内しました。

 

下足せずにお詣り・お焼香していただく方法をとりましたが、

本堂の階段を 

土足で そのまま上がる事を躊躇なさる方が多かったので

皆さん、お行儀が良いのだなぁ、と思いました。

 

 

 

また、中瀬の吉祥寺では 長く お盆の迎え火を

本尊様のロウソクから提灯のロウソクにいただき、

その提灯を持ってお墓に行き、

ご先祖様を お連れして帰る、

という方法をとってきました。

 

地域によっては 墓地で火をつける、とか

自宅の門口で迎え火を焚くとか、

そちらの方が普通かと思いますが、

中瀬のやり方も なかなか良いものだと思っていました。

 

それを止めてまで 「密」を避けたかった今年のお盆。

 

正直、悔しい思いです。

 

 

 

 

 

あ、そうそう、 

お盆に ご先祖様に淹れるお茶を お寺からもらう、

というのも、実家の方では ない事です。

 

宗派により、また 地方によって

風習はまちまちで、「正しいあり方」がないからこそ、

続けてゆきたい事は たくさんあります。

 

時代にそぐわなくなっている事も、

なぜそうするのか? がわからなくなっている事も

たくさんあります。

 

お盆や お正月を迎える準備などは、

そういう事が たくさんありすぎますね。

 

それは 結婚や ご葬儀などでも多くて、

戸惑いますね。

 

 

そして、「地域の伝統に則ったやり方」で

お盆を迎える事を邪魔された思いで、

余計に新型ウイルスを憎らしく思うのです。

 

 

 

 

 

ともあれ、今年のお盆は 終わりました。

 

7月中は 棚経をご辞退くださる方が多く、

住職達は 不安を抱えて電車に乗らずに済みました。

 

毎年 7月中旬に行っているお盆の説明会は 中止しました。

(新盆のお施主様には 資料を送らせていただきました。)

 

8月13日の 新盆総回向は 

本堂に上がっていただく人数を 制限させていただきました。

 

位牌堂にお詣り下さる方は 少なかったと思います。

 

無事に 吉祥寺のお盆行事を終える事ができました。

皆さまのご配慮・ご協力に 感謝申し上げます。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

最後に。

 

中瀬の吉祥寺には、素晴らしい役員さんが

たくさんいらっしゃいます。

 

このお盆も、役員さんに 大変お世話になりました。

 

8月13日に お盆迎えにおいでになった方々は

ご覧になったと思います。

 

炎暑の中で 大活躍してくださる役員さん方を。

 

お礼の言葉もありません。

 

 

 


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