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Web Master's Room

バイク乗りのちょっと寄り道、思った事…

境港という街 3

2009-05-24 08:41:30 | ツーリング
1年3ヶ月待たせている彼女がいる。
あの約束をすっぽかしてそのまま音信不通になっていた。
きっと怒っているに違いない。
でもきっと昔のままの姿であの場所に立っているに違いない…。
その彼女は妖怪神社の前にあの姿で立っていた。
ごめんねぇ、謝ってみた所で彼女は我冠せずだった。

その妖怪神社の横に鬼太郎達が生まれてくる場所がある。
その名は“妖怪ショップ ゲゲゲ
粘土や金属を使っていろんな妖怪達を蘇らせている所だ。
「この地を盛り上げるにはどうしたらいいのでしょうか?と先生に尋ねたら
あなたも遊んで楽しみなさいと言われたんですよ」

その先生とはこの地が故郷である水木しげるの事であり
その先生の意を酌んであんまり商売っけのないこのお店を営んでいるのが
電気工事会社の社長である野々村久徳さんです。



「この目玉おやじはねぇ…」っと、暗闇では青白く光る秘密を教えてくれたり
「地域活性化に必要なものは…」っと、この街を愛する事を延々と語ってくれました。
一時的やちょこっと儲ける事は簡単であるが
長く続けていく事の重要性が大事なのであると言う。
話が面白いのでついつい長居をしてしまった。
旅人を楽しませ、こんなにこの地を愛す
ここで生まれてくる妖怪達は本当に幸せだろうなと思った。
時間がある時はいっしょに妖怪達を作ってくれると言う。
次回はもう少し時間を持って妖怪達を作ってみたいと思った。

妖怪は確かに気味悪い物であるが、本当に怖いのは人間自身の方かもしれない
境港はそんな事を気づかしてくれる妖怪達が住む不思議な街であった。


追記 ここにマーシャがツーリングでよく遊びに来ると言うのは秘密である。