舟越保武彫刻展 まなざしの向こうに ◇於:練馬区立美術館 ◇会期:2015.7.12.(日)~ 9.6.(日) |
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先週末まで開催されていた、「舟越保武彫刻展 まなざしの向こうに」。
この夏は、お盆期間中にも仕事が入ってくるなど、いつより忙しくて、
予定していた日に都合がつかなくなり、結局、見そびれてしまいました。
一つ幸運だったのは、彫刻展の公式図録は入手できたこと。
一般書籍として、書店でも取り扱っていたお蔭なのですが、
美術館では、会期終盤には売り切れてしまっていたそうなので、
これは本当にラッキーだったと感謝しつつ、頁を捲っています。
美術関連には疎く、舟越保武さんのことも、今回初めて知ったのですが、
(本の装丁で目にする機会のある、同じく彫刻家の、舟越桂さんのお父様なのですね)
作品が持つ、静かな美しさと、秘められた凛とした強さが、とても印象的です。
特に、キリスト教に関連した作品の、見ていて引き寄せられる力は、
図録の紙面越しながらも素晴らしく、やはり、実物を見てみたいと思いました。
とりわけ惹きつけられたのは「 聖セシリア 」「 聖ベロニカ 」、そして「 ダミアン神父 」。
また、脳梗塞で倒れて以降、動かせる左手で制作された作品群も、見るべきと考えます。
これらは、岩手県立美術館所蔵なので、いずれ、旅行も兼ねて足を運びたいです。
それまでの間は、舟越保武さんの随筆を読み、キリスト教にも触れておこうと思います。