末つ森でひとやすみ

映画や音楽、読書メモを中心とした備忘録です。のんびり、マイペースに書いていこうと思います。

ダンケルク ― 大阪遠征達成 v ―

2018-02-18 08:45:54 | Christopher Nolan:Dunkirk
109シネマズ大阪エキスポシティ の "1週間限定 IMAX®︎次世代レーザー再上映" で、
クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」 を、無事鑑賞してきました v

シアター11 に入って、まず度肝を抜かれたのは、そのスクリーンの巨大さ!
床から天井までのフルサイズの存在感は、話としては聞いていたけれど、
実際に目にしたスクリーンは "壮観" の一言で、他の映画館とは確実に別ものでした。

そして、はじめて見るIMAX®︎次世代レーザーでの「ダンケルク」本編。

冒頭の Six young, filthy Tommys の映像に、
"なんか、長体かかってる?(かかっていません・苦笑)" という、
1.43:1のアスペクト比に慣れないが故の、脳内ツッコミを入れつつ、
どのタイミングで響くかわかっているはずの最初の銃撃音にも
いつもとは違う迫力があり、ビクッと椅子の上で飛び上がるという、
同作「8回目」の鑑賞にして初めて味わった驚きの感覚とともに、映画はスタート。

映像の鮮やかさも、音の衝撃度も、一段上の素晴らしさを106分間堪能してきました。

とにかく、ドイツ空軍には、いつにも増して恐怖を感じ、
押し寄せる波と、その先に立ちはだかる海の大きさとに圧倒され、
ダンケルクの海岸に追い詰められた陸軍兵士たちの絶望感が、切実に伝わってきます。

そして、何よりも "空" のシークエンス!
IMAXのフルサイズな画角いっぱいに展開される、果てしなく広がる大空の中での闘い ―― 。
RAFのパイロットの強さと孤独とが、空と海の各々異なる "青" の色彩を背景に映し出され、
その美しさと相まって、より誇らしく、より哀しくなりました。

どの上映方式で見たとしても、話の筋を追うことはできるけれど、
「ダンケルク」という作品でノーラン監督が見せたかったものを深く受け止めるには、
できるかぎり、フルサイズのIMAXで鑑賞したいと、あらためて思います。

しかし、地味に一番驚かされたのは、何と言っても "字幕の位置"!
字幕の下に、あんなに映像面積があるなんて、普段、自分が見ている本編は、
撮影された "画" の一部だけなんだなぁと、正直、唖然としたほどです。
だから、大阪での鑑賞中は必死に、目線を上下に動かしました。
現時点の日本では、唯一、大阪でしか見られない "画" を見逃さないために。

特に、絶対見たかった(このために、大阪まで来た!と言っても良いほど)、
【1】「ファリアの胸元に下がる時計」と、【2】ファリアが喰い止められなかったハインケルの爆撃で
横倒しになった駆逐艦H32へ向かって「画面最上部から救出にくるムーンストーン号」の2つは、
しっかりと、この目に焼き付けてきました!

他にも、海面不時着したコリンズ機を、ファリア機が旋回して見守っている間、
「もの凄いスピードで向かってくるムーンストーン号がずっと、
IMAX®︎次世代レーザーの画角では見切れることなく映り込んでいる」とか。

後は、大阪でしっかり、はっきり見えたからこそ、
通常のIMAXデジタル上映でも、実は、ギリギリ見えていたのだと気づくことができた、
「桟橋の下に潜り込むトミーに差し伸べられた、ギブソンの手」とか、
「魚雷に攻撃された駆逐艦D36が傾き、どんどん甲板にせり上がってくる海水」とか。

今回鑑賞したのは、2/9(金)のafternoon回「1回」のみだっため、
(週末の三連休以降仕事が詰まっていたので、日帰り強行突破でした。。)
視線の動かし方に慣れず、IMAX®︎次世代レーザーならではのポイントで見落とした箇所が、
実際にはあると思うのですが、見に行くことができて本当に幸運でした。

それもこれも、再上映だというのに、上映期間中毎日「3回」も上映してくれた、
109シネマズ大阪エキスポシティさんのお蔭です。どうもありがとうございました!
おまけに、ノーラン監督の直筆サインが入った「ダンケルク」の70mmフィルムのプレートまでが
展示されていて、まさか現物を拝めるとは思っていなかったから、嬉しさもひとしおです~。

大阪での滞在時間よりも、移動時間の方が何倍も長かったですが、満足♪



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