ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

辺野古への土砂投入 問題の再々考

2018-12-19 14:57:32 | 日記
「辺野古工事とめて」の電子署名運動が話題を集めている。私は新老人さんのブログ「元気いっぱいの新老人のツッパリ発言」で この運動のことを知ったのだが、報道によれば、ホワイトハウスへの嘆願書に賛同するこの電子署名が18日で10万筆を越えたという。署名開始から1カ月以内に10万筆を上回ると、米政府は内容を検討し何らかの返答をすることになっている。

意外だったのは、沖縄出身のタレント・りゅうちぇるさんや、モデルでタレントのローラさんといった若い著名人が、「インスタグラム」で署名を呼びかけていることである。りゅうちぇるさんの場合は、その生まれや育ちから「辺野古工事とめて」と訴えたくなっても不思議ではないが、沖縄問題とも政治とも無縁にみえるローラさんまでもがこの運動に参加を呼びかけるとは、私には思ってもみないことだった。

若いタレントたちに心を動かされたわけではないが、私もさっそくきょうになって電子署名を行った。
え?あんたがどうして?ーーきのうの本ブログを読んだ読者は、そう訝(いぶか)るだろう。有り体に言えば、私は考えを改めたのである。「辺野古工事とめて」という叫び、あるいは主張は「正しいかどうか」という基準で評価できるようなものではないと思うに至り、私は、「正しいかどうか」という基準でこの問題を評価することを止めたのである。「辺野古工事とめて」という思いがーーあるいは、この思いに共感する気持ちがーー多少とも私の中にある以上、この気持ちに素直になるべきだ、と私は考えた。

もう一つ、辺野古への移設工事は不要ではないか、と思い直したこともある。新老人さんがきのうのブログに書いていたことだが、米軍基地をグアムに集約する計画を、米国は立てている。このことから、米国は沖縄に米軍基地を作る必要性を、今は感じていないと考えることができるのである。

思い出したが、たしかミスター・トランプは大統領に就任する前、米軍を沖縄から撤退させると息巻いていた。駐留には米国側のメリットはないと判断してのことだろう。そういう経緯を考えれば、トランプ大統領が「辺野古工事とめて」の署名運動に理解を示す可能性は、充分あると言えるのではないか。

沖縄の米軍撤退の可能性が取り沙汰された二年ほど前、米軍の沖縄駐留をつよく望み、これに拘泥しているのは霞が関の外務官僚だけだ、という話を聞いたことがある。今回の「辺野古工事とめて」の運動に対しても、日本政府・外務省はあれこれ横槍を入れ、妨害工作を企てることだろう。ホントの敵は我が国内にあり、といったところだろうか。
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