ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

最近のAI事情に

2024-05-26 11:22:51 | 日記
これは凄いことなのだろう。たぶん凄いことなのだろう。
きょうの朝日新聞は、第1面と第2面を丸々使い、こんな記事をのせていた。
見出しには

(新世AI)スパコン使いこなすAI 未公開の研究提案に『驚き』」(第1面)


(新世AI)AI、科学者を揺さぶる ノーベル賞級、日常になるかも」(第2面)


とある。

記事によれば、生成AI(人工知能)がスパコンを使いこなし、科学の研究や実験を自ら行うようになってきたという。科学の研究や実験は、これまでは人間にしかできないと思われてきた分野だが、AIはこんな分野にまで手を伸ばし、これを手中に収めたというのである。

驚きはそれだけではない。生成AIは、スパコンを動かすプログラムのコードを書くこともできるという。

記事によれば、AIを使い、科学研究を加速させようという「AI for Science(フォーサイエンス)」の動きがすでに世界中で始まっている。

その結果、アメリカではマイクロソフトが今年1月、AIを使って新しい電池の素材となる物質を発見するのに成功した。「従来であれば数年かかった作業を、80時間で終えることに成功した」のだという。
また、米国と香港を拠点とする企業インシリコ・メディシンは昨年6月、生成AIを使って新薬候補を開発し、難病の患者に投与する臨床試験を始めた。AIによってコストは10分の1に、期間は3分の1になったという。


この記事を読んで、天邪鬼爺は考えた。というより、妄想に駆り立てられた。
それほど頭がいいAIなら、これまで人類を悲惨のどん底に落としてきた戦争を、起こらないようにすることだってできるのではないかーー。


「ねえねえ、AIくん、ロシアのプーチンにウクライナ攻撃をやめさせるには、どうしたらいいかな?」
「ねえねえ、AIくん、イスラエルのネタニヤフにガザ攻撃をやめさせるには、どうしたらいいかな?」
「ねえねえ、AIくん、中国の習近平に台湾侵攻をやめさせるには、どうしたらいいかな?」

こんなふうに問えば、AIはたちどころにロシアやイスラエルや中国の凶暴な企てをやめさせる手立てを考案し、そのための武器の作成プランまで提出してくれるかもしれない。

「な〜に、簡単ですよ。彼らにハニートラップを仕掛け、『平和が一番だ』と思わせれば良いのです」とは、AIは答えないだろう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする