行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

強み収集(その2)「個別化は巻き込みの達人資質」

2014年04月22日 | ストレングス・ファインダー

 

 

こんにちは。

ストレングス・コーチ&強みトレジャーハンターの丸本です。

 

 

昨日ご紹介したAさん。その強みの中核は「個別化」の資質。

 

Aさんの個別化の強み使いを見ると、「個別化」という資質は「巻き込みの達人資質」ではないかと思えます。

 

 

 

Aさんは土木建築系の技術職員ですが、役所内の改善事例発表に自分の部から多くの改善事例を出したいと、それぞれの課長に働きかけをします。

 

積極的に乗ってくれる課長さんもいる反面、なかなかに難しい課長さんもいます。

 

C課長は、その難しい課長のひとり。

 

C課長はとても素晴らしいニュースレターを作っておられ、他の部署の参考になる優れた取組だったのですが、改善事例で発表するよう勧めても頑として発表されませんでした。

 

 

 

個別化の資質は「人の取説(取扱説明書)が書ける資質」ではないかと思うのですが、AさんはC課長を、慎重で、人からあからさまに褒められることを嫌うタイプと見立てました。

 

まずは周囲の課長に改善事例を発表してもらい、「発表しても大丈夫なんだ」という安心できる環境を作ります。

 

次に、日頃からニュースレターの素晴らしさを承認し続け、C課長ではなくC課長の部署の取り組みとして発表することを勧めます。

 

C課長は人から名指しで称賛されるより、“人に知られなくても自分の仕事が認められたと自分でわかること”が大切な人、というのがAさんの見立てでした。

 

その見立てどおり、その後C課長はAさんにとても好意的になり、お互いのコミュニケーションの質は格段に上がりました。

 

 

C課長にはそのような働きかけをしましたが、名前が出ることが好きな課長にはどんどん名前を出して発表します。

 

そのように、相手が最も喜ぶ働きかけのポイントを見つけて、相手に応じた対応ができるのが個別化の資質の強み使いです。

 

 

 

個別化の資質を強み使いできると、周りを上手に巻き込んでいくことができます。

 

ある関東圏の政令市の方で、庁内に改善運動を広げ定着させた方がいらっしゃいます。

 

どのように広げたのかその方法を聞くと、「個別に会いに行き、相手に受け取りやすい言い方、アプローチの仕方でお願いしていった。」と言われていました。

 

 

相手の特性に合わせた働きかけをし、上手にみんなを巻き込んでいく。

 

Aさんの話を聞きながら、個別化の資質は組織風土改革をするうえでとても力強い強みだと感じました。

 

 

お宝(強み)、しっかり読ませていただきました。

 

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