ギャラップでストレングスを学んでいる中で、「フィルター」という言葉がよく出てきます。
「コーチのフィルター」「マネージャーのフィルター」といったように。
人は同じものを見ていても、見方、捉え方がそれぞれに違います。
そして、その違いの多くはその人の資質に影響を受けています。
先日、天気の良い休日に妻と海に出かけました。
きれいな砂浜を眺めながら、「内省」が上位にある私は「ああ、ここで一日ぼーっと考え事したい」と妄想し、「競争性」が上位にある妻は「この砂浜はマラソンのトレーニングに良さそうだ」と考えていたようですσ(^_^;)
「最上志向」を上位に持つ上司は常によりレベルの高い仕事を求め、改善改革を求めます。
「原点思考」を上位に持つ上司は、常に過去からのいきさつ、整合性を求めるかもしれません。
また、二つの資質が合わさってフィルターになることもあります。
私の場合、1位に最上志向、2位に未来志向があるのですが、常に最高の状態のゴールを妄想し、そこを目指そうとします。
そのこと自体は悪くないのですが、現在地との距離があるため、そこへ行くためのプロセスや中間目標を示さないと、周りはついて来れません。
自分の持つ見方、捉え方であるフィルターを知っていると、人との関わり方、支援の仕方がよりうまくできます。
ストレングス・ファインダーは「強み」を知るツールと捉えられていますが、対人関係を上手くいかせるためにも役に立ちます。
そして、ストレングス・ファインダーで出された自分の資質のフィルターを知り、活かす方法が、ストレングス・コーチングです。