行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

管内保健師研修

2013年01月23日 | コーチング

 

お声かけをいただき、先週、管内市町村保健師さん向けのコーチング研修をさせていただきました。

 

テーマは、「保健師業務にコーチングがどのように活用できるか」「コーチングの概要」「支援対象者のやる気を引き出すコーチング的アプローチ」の3つ。

元々コミュニケーションスキルが高く、先輩から学んだり経験で身につけた対人支援スキルを、コーチングスキルとして提示し、その仕組みや効果を体系的に伝えることを中心に組み立てました。

2時間という限られた時間なので、いつもよりレクチャー中心となりましたが、途中に挟んだワークにも楽しく熱心に取り組んでいただき、保健師業務にどのように活用できるのか納得していただけたのではないかと思います。

保健師業務として正式にコーチングという言葉が出てきたのは特定保健指導のマニュアルが初めてではないかと思いますが、実は母子保健、包括支援センター業務、精神保健業務など対人支援全体に活用できる技術と考え方です。

住民の方との関係性の構築、行動変容の働きかけなど仕事がしやすく効果が上がり、なおかつ自分を守るという点からも、ぜひコーチングが広がって欲しいものです。

 

以下、いただいた感想から。

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(研修会の感想)

・コーチングスキルの中身を詳しく聞けて良かった。日頃意識せずに行っていることを、もっと意図を持って使えると、より相手の行動変容につながることが分かった。自分がどのタイプか知ることで、自分を理解し相手と接するときの大事な要素になると感じた。

 

・「コーチング」は相手のやる気を引き出すというだけでなく、自分の強みを知るといううえでも必要な技術だと思った。先生の話し方が、とても聞きやすく感じた。

 

・何気なくしていたことにラベルをつけて、自分の道具にしていくため行動に対して意識を持つようにしたいと思いました。とても興味深い研修でした。

 

・「ラベルをつける」ということに反応しました。なるほど。自分の中で再度整理をしてみたいです。コーチングを少し身近なものとして感じることができました。日頃の業務の中で意識して実践してみたいです。今日は参加して本当に良かったです。

 

・コーチングに関する研修会は初めて受けたが、相手と自分を知り、関係性を築くことやどのようにアプローチしていくとよいのか学ぶことができました。普段何気なく行っていることもあり、意識的に実施することで効果的にかかわることができるのではないかと思います。

 

・特定保健指導のイメージが強かったが、子育てでも「承認」の仕方が色々と使えるのではと思いました。また無意識にやっていたことを少し意識して、住民の方へ接していきたいです。

 

・保健師として役に立てるようにラベル分けをして、活用するということを学べ、してなかったなぁと反省とともに、活用できるように今後やっていこうと思いました。他人とのコミュニケーション力アップ+自分をみつめることができるということで、意識して自己をみつめなおしていこうと思ったところです。やはり「承認」することはとても大切だと感じました。

 

・保健師として業務で活用するコーチングのイメージで参加していましたが、日常のあらゆる場面で活用できることが分かり参考となりました。


・職場の人間関係で悩み事が多く、その中で生かしたい。自分のコミュニケーション能力を高めたいと思い参加しました。実際に行う際、「傾聴」についても意識をしすぎるとかえって難しく考えてぎこちなくなってしまうと感じたので、自然体の中でできれば(能力が身につけば)良いと思いました。自分を見つめ(自己基盤)を高めていきたいと実感しました。

 

コメント
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