行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

NPファシリテーター研修会に参加

2009年10月04日 | コーチング
この週末は、阿蘇で行われたNP九州の研修会に参加しました。

NP九州は、ノーバディーズ・パーフェクト・プログラムのファシリテーターの方たちで構成されており、年に1回合宿研修を開催し、勉強会をされています。

ちなみに、ノーバディーズ・パーフェクト・プログラムとはカナダで作られた子育て中の親に対する親育ちプログラム。

日本語訳では「完璧な親なんていない」プログラムと訳されたりします。

就学前児童のお母さん方10人ほどを対象に、週1回、2時間の講座が8週連続で開催されます。

一方的な育児レクチャーではなく、お互いの体験や考え方、思いを寄せあい、化学反応を起こさせながら自ら気づいていく成長プログラムといったところでしょうか。

↓のホームページに詳しく説明してあります。
http://homepage3.nifty.com/NP-Japan/

うちでも今回初めて開催し、参加者のお母さんたちにとても好評でした。



研修会にはクロちゃんと一緒に講師役でお声をかけてもらい、私はコーチングスキルのうち「質問のスキル」を担当しました。

3時間という限られた時間だったため、前半レクチャー中心、後半はグループワークという構成。

レクチャー部分がちょっと詰め込みすぎたという反省もありましたが、後半のグループワークではコーチング(っぽい)体験をしてもらい、期待以上のコーチングの効果を実感してもらえたようです。

コーチングについては皆さん初めての経験なので、きちんとグループワークとして機能するかなという心配もあったのですが、さすがにファシリテーターとしての経験を積んでいる方々だっただけに、スムーズに運営できました。

ファシリテーターとして、日ごろから同じコミュニケーションスキルを使っているだけあって、皆さんスキルのレベルがとても高かったように感じました。


NPファシリテーターの方とお会いしたのは初めてだったのですが、子供たちやお母さんたちを支援していきたいという情熱と、実際に支援している現場と行政のギャップについての悩み(時には怒り)をとても感じました。

今回、私は数少ない行政出身という点でおほめの言葉もいただきましたが、それは逆に、普段接する市町村職員がファシリテーターの方たちの期待にこたえる仕事を十分していないことの裏返しだろうと思います。

同じ児童福祉の仕事をしている身として、改めて自分の身を振り返る機会となりました。


青少年交流の家に泊まったのも初の経験でしたが、同時に2日間一緒に学んだ時間は、とても刺激とエネルギーをもらえた経験でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする