TIMOFEI DOKSCHIDZERの教本のタイトル!
それにしても、この教本、見れば見るほど、やればやるほど、凄さが伝わってくる。
パッと見ると、どってことない教本だけど、何だろう…本当に凄いんだよぉ~。
いわゆる「リップスラー」だの「タンギング」だのと言ったは出てこない。
普通の音階とかもない。
とにかくVocalises、ロングトーン、Crescendo-diminuendoを通して、CleanなAttack、音色、スタミナ、リズムや聴覚的なコントロール、柔軟性、そしてそれらの統合を図る!
いろんな調が出てくるんだけど、それをただ何となくやるか、それともちゃんと理解してやるかでも結構違ってくる。
音の幅、という意味での音程がいろんなパターンで出てくる。と言っても機械的じゃなくて、音楽的に耳で良く聞いてとっていかないと、調子っぱずれ感がハンパない。
この点、クラークとかアーバンとかとは違う。特にクラークは少々調子っぱずれでも、できた気になることができる。本当はちゃんとよく聞いていい音程にすべき練習だけれど、そういうことを気にしていない人にとっては、その点をスルーすることができてしまう。
一方、ドクシチェルの教本だと、いくらそういう音程について気にしてない人だとしてもあまりのひどくなり具合に気づかざるを得ない。そこが凄い!
また、2オクターブ以上のスラーでの跳躍もいっぱいあるけれど、音楽的なジャンプなので、単なる肉体的な練習にならないところがまたいい。
コリンをはじめとしたたくさんのリップスラーの練習があるけれど、これも本当はちゃんと純正律的ハモリになるように倍音をとるべきと思うけれど、そういうことを気にしない人にとっては、口の筋肉や舌の筋肉の訓練に終わる場合も多く、また何でもそうだけど、あまりにしょっちゅうやっていると、自分の変な音程があたかも正しい音程のように感じるようになって「手垢にまみれた」練習になってしまい、本当はいい音程を目指すべきがおかしげな音程で吹いてよしとしてしまうことがあり得る!
ドクシチェルの教本は、平均してテンポが60前後と大変遅く、一番遅いものは40なので、聞かざるを得ない。これがまた凄いぞぉ!
まぁ、なんだかんだ言って、ドクシチェルが好きだからかもしれないけど、それにしても見れば見るほど、凄い挑戦状にも見えてくるし、でも同時に凄いヒントや秘儀をいっぱい盛ってくれているようにも見えてきて、ものすごいお宝な感じにもなる!!
興味がある人は、本当に是非買ってみてください。
レートによっても違うと思うけど、6000円から9000円くらいの間だと思います!
英語とフランス語版があるかな?(きっとロシア語版もあるんだろうけど…えへへ!)
ちょっと量が多いので読むのが大変かもしれないけど、簡単な文章だから問題なし!
教本って基本的には全部そうだと思うけど、著者が考えているコンセプトをキチンと把握してからやるのが一番効果的だと思います。何も考えなくても譜面をさらうだけど効果があるタイプの教本ももちろんあるけど、多くは何かの意図があるので、解説や説明文は必ず読むことをお勧めしますッ!
それにしても、この教本、見れば見るほど、やればやるほど、凄さが伝わってくる。
パッと見ると、どってことない教本だけど、何だろう…本当に凄いんだよぉ~。
いわゆる「リップスラー」だの「タンギング」だのと言ったは出てこない。
普通の音階とかもない。
とにかくVocalises、ロングトーン、Crescendo-diminuendoを通して、CleanなAttack、音色、スタミナ、リズムや聴覚的なコントロール、柔軟性、そしてそれらの統合を図る!
いろんな調が出てくるんだけど、それをただ何となくやるか、それともちゃんと理解してやるかでも結構違ってくる。
音の幅、という意味での音程がいろんなパターンで出てくる。と言っても機械的じゃなくて、音楽的に耳で良く聞いてとっていかないと、調子っぱずれ感がハンパない。
この点、クラークとかアーバンとかとは違う。特にクラークは少々調子っぱずれでも、できた気になることができる。本当はちゃんとよく聞いていい音程にすべき練習だけれど、そういうことを気にしていない人にとっては、その点をスルーすることができてしまう。
一方、ドクシチェルの教本だと、いくらそういう音程について気にしてない人だとしてもあまりのひどくなり具合に気づかざるを得ない。そこが凄い!
また、2オクターブ以上のスラーでの跳躍もいっぱいあるけれど、音楽的なジャンプなので、単なる肉体的な練習にならないところがまたいい。
コリンをはじめとしたたくさんのリップスラーの練習があるけれど、これも本当はちゃんと純正律的ハモリになるように倍音をとるべきと思うけれど、そういうことを気にしない人にとっては、口の筋肉や舌の筋肉の訓練に終わる場合も多く、また何でもそうだけど、あまりにしょっちゅうやっていると、自分の変な音程があたかも正しい音程のように感じるようになって「手垢にまみれた」練習になってしまい、本当はいい音程を目指すべきがおかしげな音程で吹いてよしとしてしまうことがあり得る!
ドクシチェルの教本は、平均してテンポが60前後と大変遅く、一番遅いものは40なので、聞かざるを得ない。これがまた凄いぞぉ!
まぁ、なんだかんだ言って、ドクシチェルが好きだからかもしれないけど、それにしても見れば見るほど、凄い挑戦状にも見えてくるし、でも同時に凄いヒントや秘儀をいっぱい盛ってくれているようにも見えてきて、ものすごいお宝な感じにもなる!!
興味がある人は、本当に是非買ってみてください。
レートによっても違うと思うけど、6000円から9000円くらいの間だと思います!
英語とフランス語版があるかな?(きっとロシア語版もあるんだろうけど…えへへ!)
ちょっと量が多いので読むのが大変かもしれないけど、簡単な文章だから問題なし!
教本って基本的には全部そうだと思うけど、著者が考えているコンセプトをキチンと把握してからやるのが一番効果的だと思います。何も考えなくても譜面をさらうだけど効果があるタイプの教本ももちろんあるけど、多くは何かの意図があるので、解説や説明文は必ず読むことをお勧めしますッ!