ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

頑張らずに出来るまで頑張らずにやる

2020年01月20日 04時03分00秒 | 音楽&トランペット&レッスン
何のこっちゃ?!(笑)


こんばんは、なんだか今日ミレットミルズのリハーサルをやった時点で、何やらひと山越えたような錯覚に陥って、のんびりしているフジイです。

昨日と本来的には何も状況変わってないはずなんだけどね、、、これが「メンタル」のなせる技。。。


ところで、本日のお題の謎文章。

この前から書いてる、エフォートレス・マスタリー、読み終わったんですけど、いやー、、、なるほど、、、と思いました。ホントに。


何というか、表面ツラ読むと、「禅の心で」とか「無心に」とか、なんか精神修養で演奏出来ますよ、みたいに書いていると勘違いする人もいるようで、レビューなんか読むと、「瞑想してる暇があったら、音階の一つもさらった方がマシだ」的なことが書かれてたりもするんですけど、

いやいや、むしろ逆って言うか、もっと練習しなきゃダメだ、と言ってる本でした。


ただし!!!


「上手くやらなきゃ」とか「もっとあれもこれも、、」とか「これじゃダメだ、、、」などと言う、「エゴ」を完全に排除して、著者言うところの「スペース」にいる状態で、すべての練習をするように。


もしそのスペースにいられないなら、すぐに楽器を置く。

またスペースに戻って、楽器を手に取る。


スペースにいられる範囲の練習に限定する。

上手くいかないモノは、上手くいくまで練習できていない、慣れていないだけ。

だから練習するんだけど、その時に「頑張って」やらないといけないなら、それはマスターしているとは言えない。

「何も考えなくても」出来る状態になって初めてマスターしたと言えるし、頑張ってやってるモノは、まだマスターしてないわけで、それで「出来た」としてしまえば、後でまたそこをやり直す必要が出てくる。


うほー!!!

何か、目からウロコでした。

頑張って制御しなくていい状態に常に立ち返る。それを当たり前の状態にする。

「頑張らなくていいよー」って言う、「優しい」話じゃなくて、「頑張らない状態で当たり前に出来るまで、我慢強く忍耐強くマスターするまでやりなさい」ってこと。

そうやってやってると、遅々として進まない、、、という気持ちになるかもしれないけど、焦ってあれこれマスターせずに進むよりも、1つ1つ知識としてではなく、筋肉に覚え込ませて、自分の意識が働かなくても出来るようにマスターして行った方が、結果的に進歩するでしょ?


と言っているのだ。


最初の1音がラクラク出来ないのに、1フレーズなんてラクラクやれますか?!

ってのねー、、、


いやはや、おっしゃる通りです。。。


そして、自分の出す音は今まで聞いた中で1番素晴らしい!!自分は達人だ!!と言い聞かせながら、自分を愛して、自分と向き合って、エゴを捨てて、ウチなるモノが「やりたい!!」と思うことを制限しないために、何でも出来るように技術を磨いておく。。。


うほほほほほほー!!!!


深い。。。とても深い。。。


いやー、、、とても素晴らしい本でした。この本に巡り合えたのは偶然なんだけど、感謝だわー。

さー、明日も頑張らねば、、、いや頑張らないで頑張る、、、


それではみなさま、おやすみなさーい

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