ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

共感…

2011年04月19日 15時43分56秒 | Weblog
先日、いろいろあってオケを辞めたい…という生徒と話をした。

とっても熱心で頑張り屋さんの子だったので、辞めるなんぞというとは思いもよらなかったけど、さりとて思い当たることがないではない。

とあるオーディションの件で、その子にとって受け入れがたい結果だったのだ。

私自身もその結果にはちょっと引っかかる部分があった。
でも、それは別に不正があった、とかそんなのはひとっつもなくて、そういうことではなくて、教育的意味をとるか、それとも集団の利益をとるか?的な、そういう観点の違いによるもので、審査の過程には一つも問題がない。
要するに、何を優先するか、という観点が人によっていろいろあるんだな…ということ。ただそれのみである。

私としては、教育的観点を最優先に考えた。今回のオーディションに向けて頑張って来た跡がどのくらい見えるか、とかね。
でも、それのみが大切とは限らない。
ちょっとした性格による向き不向きとか、有利不利なんかも常にあるものである。

だから、その審査の場に立ち会って逆に勉強になった。

あ~、そういう観点もあるのか…!!!なるほど!!!

自分が正しいと思ったことが、いつでもどこでも正しいとは限らない。

自分の意見はもちろんある。
でも、それが通らないことがあっても、別の考えの方に理があれば、それもまた受け入れなければいけない。
逆に、いろんな意見があって、それを自由に言えてこそ、その団体は健全で素晴らしいと思う。
その違う意見をぶつける中で、最終的にみんなの判断として、ひとつのことを決めていく。
それでいいと思う。


若い頃にそんな風に思えたかは、全くもって全然違ってたと思うし、物事をひとつの面からしか捉えられてなかったこともいっぱいある。今もあると思う。


なので、今回の生徒の反応は理解できる。
でもそれはそれで、少し若気の至りのようにも見えるし、自分が頑張ればすべて思うようになる…という幻想は捨てなきゃいかん。

あ、自分が頑張れば…ってのは、ちょっと説明がいるかもしれん。
自分なりに頑張った、というだけですべて自分の望むようになるとは限らない…そういう意味だな。

自分なりに…ってだけでは、もっと凄い人が現れれば、越されることもある。そもそも越されるも何も、すでに自分より上に居る人がいる場合もいっぱいある。

だから自分なりに精いっぱい、というのは、自分の中での幸福感や満足感を考えるときにはバッチリいい事だと思うけど、周りを含めて、他人が関係しているような場合には、それだけで何でも思い通りになるとは限らない。失敗しても失敗しても諦めずにやり続ける…そうしているうちに自分の思った通りになる…そういう事だと思う。

だから一回のオーディションで、自分なりに頑張ったのに認められなかった…と諦めてしまうのは、「自己満足」イコール「世間も認める」になると思っているって事で、なかなかそうはいかないでしょう…と思う…それは年齢による経験のおかげで思うのかもしれんけどね~。


何か、やりたいことがあって、それを一生懸命やってるうちにその道が拓けた!!!そういう場合と、何かやりたいことがあって、そうなるまで絶対に諦めずに何度失敗してもくじけず前進し続けたから成し遂げることができた…そういうことが必要なのかな、と思う。


生徒に分かってもらいたくて、あれこれ話した。

顔を見ていると、気持ちが手に取るように分かる。いや、自分の学生時代に照らして考えてるから、ちょっと違うのかもしれないけど、まあ分かる気がする。

だから余計に、そういうことじゃないんだよ!といいたい。何とか分かってほしい。




で、多分、その子は頭もいい子なので、言わんとしてることは分かったと思うし、頭では言われなくても分かってたと思う。
でも気持ちが、なんでやねん!もーやだ!!!という風になっていて、それが支配してるんだと思う。


結局、その場では絶対辞めるともやっぱり続ける、とも言わなかった。でもそうしながら、係の仕事を一生懸命やっていた。



で、それから2日経って…私自身に問うている。どうするべきだったのか?

いろんなことを話した。

だけど、ふと気がついた。



あー。もっとはっきり共感してやれば良かったなと。


その子の気持ちを聞いて、「そうか、悔しかったんだね」「そうだったのか、そういうのは許せなかったんだね」「一生懸命頑張ったんだね」…そう言ってやれればよかった。

悔しかったことも許せない気持ちも精一杯頑張ったことも伝わっていたし、分かってた。でも、それは分かるけど…とその先を話してしまった。
そうじゃない、今のそのやるせない気持ちを受け止めてやれば、きっとその子は自分がダダをこねてるだけだときっと気付くことが出来たと思う。

でも、「それは分かるけどね」とされると、行き場のない気持ちがどうしても素直にその先のことを考えられなくしてしまって、誰も分かってくれないなら…と脳が自己擁護するような感じになって、なかなか「辞める」ということを正当化する思考回路から抜けられなくなってしまう。


は~…まだまだ未熟じゃ、わたし。


あ~あ。

とりあえず退団届けは阻止されているので、書類上はまだ辞める事はできない状況にはしてあるのだけれど、もう一回、その子の気持ちを共感してやる機会があるといいんだが…。やり場のない気持ちを誰かが受け止めてやれれば、きっとその子本来の元気ややる気を出してくれると思うんだ。

いや、まあ結果としてその子がどういう道を選んでもいいけど、でも誰も分かってくれないわけではない、分かってる人もいるよ、ということを伝えてやりたいよ。

なので、また来週オケに来ますように…祈。
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今日もまた考えさせられたー

2011年04月19日 13時38分42秒 | Weblog
なかなか起きられず、布団でゴロゴロして、iPhoneでブログを読んだり、大好きな時代劇(今日は暴れん坊将軍よ!)を見つつ、ようやくスイッチオン。

お部屋のお掃除、ホウキ、掃除機、水拭き…

昨日買った、ホットドッグがコールドドッグになってたからチンして…

で、トーストなんかも食べつつ…


いろいろ一段落して今はコーヒータイム。

ハ~。

さて…今日もまた中部大学の武田先生のブログに考えさせられる文章があった。

今、大人気みたいだから、リンク貼るよりいいのかな?と思って、こちらに原文を貼りまーす!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
大人を信じてはいけない!




若い時の時間はゆっくり過ぎる。
でも、やりたいことは山ほどある。
歳を重ねると時間は早く過ぎる。
でも、やることは次第に少なくなる。

若い時は彼女を横に載せてドライブするだけで楽しい。
歳を重ねるとそれが楽しければ家庭裁判所に行かなければならない。

人生には学習の時期、青春、そして壮年と老年がある。
それぞれにそれぞれの時を過ごさなければならない。
老年がその価値観を若い人に押し付けてはいけない。
学習の時期にある子供が老年に勉強を強いてはいけない。

時は過ぎていき、そして人生が終わる。
命は続いている。
人生は一度ではない。命と思いは次世代が引き継いでくれる。

節約は50歳以上の人の好みにあう。
若い人は彼女とのコーヒーを楽しんでほしい。
そして、あまりゴミとか節約とかは考えなくても良い。
それは、私たちがやる。

ゴミが満杯になるというのはウソなのだ。
地球が温暖化して海水面が上がるというのもウソなのだ。
ダイオキシンが猛毒というのもウソだったぐらいだから。

大人は君たちの時間を奪おうとしている、まるで時間貯蓄銀行のように。
大人たちは君たちの心を奪おうとしている。

大人は「大量消費はいけない」と言いながら、「需要の創造」に懸命だ。
「需要の創造」というのは「さらに大量生産する」ということだ。
大人は「ごみ箱がすぐいっぱいになる」と20年前に言った。
でも、まだまったく余裕がある。
リサイクルをしたからではない。焼却したからだ。

大人は「レジ袋をやめよう」と言って「買い物袋と専用ゴミ袋」を買わせる。
その方が「大量生産、大量販売」できるからだ。
先頭に立っているのは日本最大の量販店。
彼らの目標は「さらに売ろう!」である。それには「環境」は使える道具だ。

大人を信じてはいけない。

悲しいが、君たちの先輩はウソつきなのだ。
自分の後を継いでくれる君たちを騙して、自分が儲けたくなった。
お金で価値を測る。
現代という時代はそういう時代である。

気温は上昇している。
でも、環境の破壊は起きない。
海水面は30年で11センチしか上がらない。
海の満ち引きだけで2メートル40センチだ。

サンゴはなくなっていない。
ツバルは沈んではいない。
ホッキョクグマは少なくなるが、アマゾンは栄える。
温暖化とは「ポカポカしてくる」ということだ。

なぜ、大人はウソをつくのだろう?
それには二つの理由がある。
一つは儲かるからだ。
もう一つは、寂しいからだ。

大人になるとさびしい。
彼女はいなくなる。
食欲もなくなる。
笑えなくなる。

だから寂しい。

大人は寂しく、自分を向いてもらいたい。
だから、危険を叫ぶ。
それがウソでも叫ぶ。
海水面が上がるのではない。自分を向いてほしいのだ。

年齢がもたらす悲しさもある。
自分の時間が短くなると、やたらと心配症になる。
お説教もしたくなる。
それには「環境」は良い話題だ。

かくして、ゴミ、リサイクル、ダイオキシン、環境ホルモン、地球温暖化、レジ袋と次々と新手を生み出し、10年で捨てていく。
大人に付き合ってはいけない。
大人の言うことを聞いてはいけない。
もともと、こんな大量消費の時代を作った張本人だから。

大人を信じてはいけない、と辻さんは言った。

大人は反省しよう。
自分の残された時間が少ないからと言って、若者を道ずれにしない覚悟を持とう。
大人は大人の社会を作り、節約し、分別し、電灯を消し、環境税を払おう。
「お前は遊んで来い。俺があとは片付ける」

自分の若い時もそうだったのだ。
スーパーで長いレジにならび、手当たり次第に買ったのは自分だ。
自分には節約を呼び掛ける資格はない。
そして環境も破壊されていない。

心の寂しさを癒すために環境も持ち出すのはやめよう。
どうせ、環境を良くしようと思ったら、給料や年金を半分にしてもらわなければならない。
その覚悟はない。
お金があって環境に良い生活などできるはずもないのだ。

私たちは原罪を背負い、なにもできない。
でも、幸い、もう30年もすれば石油もなくなり、温暖化しようにもできなくなる。
若い人に節約させても30年が40年になるだけだ。
そうなら、その判断は若い人に任せよう。

私たちは事実だけを伝えれば良い。

リサイクルは消費を増やすことだと・・・
レジ袋を嫌うのは買い物袋と専用ゴミ袋を買わせるためだと・・・
ダイオキシンは脅してお金をもうけたかっただけだと・・・
海水面は11センチしかあがらないと・・・

でも、
日本には食料がないこと、
日本にはエネルギーがないこと、
それには私たちはなにもやってこなかったこと、

それだけを伝えれば良いと思う。

おわり

武田邦彦

(C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

どーよ。その通りだな…
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4月18日(月)のつぶやき

2011年04月19日 01時38分09秒 | Weblog
03:11 from iTrotter iPhoneApp
おっと!地震??目が覚めた! 移動距離 245.4km #iTrotter
03:11 from iTrotter iPhoneApp
MaltaでVallettaの写真を撮影しました! #iTrotter Twitter位置ゲー http://bit.ly/dGq0UG
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RT @zAkOnpA: 内閣府原子力委員会が国民の意見を募集→ http://bit.ly/eOJXoW
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RT @danbo_san: RT @mikosuma: 義援金100億円の台湾⇒⇒国が小さく人が少ないけどものすごく日本を応援している。http://mikosuma.com/  中国⇒⇒国が大きくて人がめっちゃ多いけど義援金1億円。民主党は中国が大好きだからODAで総 ...
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練習終って新宿へ 移動距離 9.6km #iTrotter
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ただいまー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ 移動距離 9.5km #iTrotter
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