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Trapped in me.

韓国漫画「Cheese in the trap」の解釈ブログです。
*ネタバレ含みます&二次使用と転載禁止*

隔たり

2016-01-04 01:00:00 | 雪3年4部(賭け~温かな痕跡)
「!」



蓮は思わず仰け反った。

数メートル先に、あの男の姿が見えたからだった。



柳瀬健太。度々嫌がらせをしてくる相手だ。

蓮はヒッと息を飲みながら、建物の陰へと身を潜める。



「‥‥‥」



頭を抱えながら、健太が去るのをじっと待つ自分。

しかし蓮はそんな自分自身が、一番信じられなかった。

「ちょ、どうして俺隠れてんの?!」



悪いことをしたわけでもないのに、どうして隠れてしまうのだろう。

蓮はそんな不可解な自身に首を捻りながら、恵の居る美術科の方へとトボトボ歩き出した。



慣れない建物内を歩く蓮。

一つ一つの教室が、全てよそ行きの顔をしている様な気がする。






蓮はキャップのツバを上げながら、彼女の姿を探した。

けれど心の中は、どんよりと重い。

キンカン‥怒ってるよな‥



でもアメリカに戻んのだけは‥死んでも嫌だ‥



先日恵に言われた言葉が、チクリと心に刺さる。

「蓮、蓮は何をしているの?」



忙しい時は店を手伝って、そうじゃない時は恵とデート。

確かに今の自分は、それ以外にしていることは無い‥。



どんよりと重い気持ちのまま、恵の居る教室の前に着いてしまった。

蓮はドアに身を寄せながら、そろりと中を窺う。







教室の中では、恵とその友達がワイワイとお菓子をつまみながら談笑していた。

しかし彼女らは遊んでいるわけではなさそうだ。

恵の隣に座る男子学生が、恵の絵を見ながら話すのが聞こえる。

「やっぱり小西の絵には独特のタッチがあるよな」「そう?」

 

「この感じ好きだよ」「わー!ありがとう!」



男子学生に絵を褒められた恵は、屈託のない笑顔を浮かべて礼を言った。

そして彼女らは、学科のことや勉強のことを話し始める。

「てか蒼君はTOEICの点数上がった?」

「ううん、前と大して変わってなかった」「そっかー」



そう言って溜息を吐く蒼君に向かって、向かいに座っている女の子がこう聞いた。

そしてそれをキッカケに、皆はそれぞれ意見を口にする。

「ねぇ、英語の勉強ってマスト?絵だけ上手に描けたらよくない?」

「将来どんな職業に就きたくなるか分かんないんだから、準備はしとくべきだよ。

英語は基本だし。何を今更‥


「そうだよー。てかアンタもウェブデザインの授業聴いてるじゃない」

「うう‥でも英語はイヤー じんましん出そ



「期末終わったら、恵も英語の授業にエントリーするって言ってたよね?」

「うん!やっぱネット講義より実際の授業受けた方がイイよねぇ?」



「だなー」







ドア一枚を隔てた向こう側と、今自身が隠れているこちら側。

そのたった数歩の距離が、蓮には恐ろしく長く感じられた。

羽の付いた靴を履く恵と、足に合わない靴を履く蓮の距離。

それはもう知らないフリをすることが出来ないくらい、明確に離れている‥。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<隔たり>でした。

短い記事で失礼しました!お正月休み、ということで‥(?)

蓮と恵、だんだんと二人の距離が開いてきたように感じますね。

そして初登場の時から思っていましたが、

恵の美大仲間、チャンビン君(ブログ内では「蒼君」としています)がイケメン‥



蓮、ピンチじゃー!


そして韓国ではついに!本日からドラマの放映開始ですね!

キャスト全体ポスター、名前振ってみました↓



日本で放映されるのを楽しみに待とうと思います~


次回は<揺れる容疑者>です。

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2016-01-02 01:00:00 | 雪3年4部(賭け~温かな痕跡)
佐藤広隆と別れた後、静香はガムを膨らませながら構内を歩いていた。

「超ヘタレ野郎~」



すると後ろから、聞き覚えのある声が掛かる。

「おーい!ちょ待って!ちょ待って!なんて偶然!ちょい待ち~!」

 

その姿をひと目見るなり、静香はあからさまに顔を曇らせた。

図体もリアクションも声も馬鹿に大きい、あの男だ。

「やっぱり佐藤のヤツと付き合ってんじゃんか~!HAHAHA!」

「何なのよまた‥このおっさん‥

「いやいや、用件だけ手短に話すよ!俺も忙しい身だし‥



溜息を吐く静香に向かって、柳瀬健太は早速話を切り出した。

「おたく、以前俺に「淳に聞け」って言ったでしょ?」



健太は先日静香と会った時に言われた、あの言葉の意味を追及するつもりなのだ。

「さぁね~。気になるなら淳に聞いてみなよ」



健太は幾分大仰な仕草で、腰に手を当て首を捻る。

「でも青田に聞くのは‥ちょっとアレだから、俺、恥を忍んで横山に確認してみたんだよね~‥」



「おたくが青田と仲良くしてるとこ、横山は写真まで撮ってたよ?

もちろんムカついて消したみたいだけど」


「そんで?あたしに何をどーしろっての?」



要領を得ない健太の話に、静香は苛立って爪を噛んだ。

年下の女性からのそんな態度に、健太もまたイライラを覚えながら話を続ける。

「まぁね、うちの科の風紀が乱れるのは、俺としても遺憾でね」



「青田がおたくを放っといて浮気してるってんなら、

俺が一肌脱ぐことも出来るし~」




健太はそう言って笑顔を浮かべると、静香に目線を合わせてこう提案し始めた。

「そこでおたくに確認させて欲しいんだ。

人生の先輩としてこのくらいはしないとね」




「だから、質問。おたく、マジで青田と付き合ってたの?」



「それだけ聞かせて」



「どう?」



人差し指を立ててそう問う健太と、その問いを無表情で聞く静香。

両者は無言で互いを見つめた。







暫しの後、静香は一つ息を吐くと、腕を組んで下を向いた。

そしてゆっくりと、健太の隣に一歩踏み出す。

「んーだからさぁ‥あたし‥」



「アンタに言ったよね?一度調べてみろって。分からないの?」



静香は健太の耳元に口を寄せると、低い声でそう囁いた。

そしてサングラスを額へ上げると、健太に向かってウインクをする。



そう言い残して、静香は健太の元を去って行った。

上機嫌に鼻歌交じりで。



その意味を汲み取り、ガッツポーズをする健太。

「ほらみろ!やっぱな!」



横山が口にした青田と静香の関係性と、今耳にした静香の言葉。

健太はそれを自己流に解釈し、その結論を下すだろう。

誰も決定的なことを口にせずとも、その推測だけで物事は進んで行く。

似たような場面を、静香は一度目にしたことがあった。



ポケットに手を突っ込みながら、静香は再び一人構内を歩いていた。

足取りは先ほどより軽い。

心の中が、妙な感情で高ぶっているからだ。



いつか聞いたあの声が、あの言葉が、鼓膜の裏でリフレインする。

「まさか、それ本当なの?」



「調べてみなよ」






校舎の陰で聞いたあの言葉。

あの時淳が投げたあの鎌が、大きな弧を描いてターゲットへと命中する、その場面‥。



静香の口角は奇妙に歪んだ。

あの時の淳と同じことを、今自分はしているのだと自覚しているからだ。



心の中が昂揚する。

投げた鎌は、一体誰に命中するだろうか、と。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<鎌>でした。

皆様、新年あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします


2016年の幕開けですね

今年は遂にドラマも放映されますし、とうとう本家漫画の方も最終回を迎えるでしょうし、

色々なことが起こる一年になりそうですね‥!

共に盛り上がって行けると嬉しいです。皆様、今年もよろしくお願いします



さて、内容の方ですが‥。

健太が安定のウザさ‥。そんなこと確認してどーするんでしょうか。

もー本当に早く成敗されてほしい‥


そして静香の回想シーンは、重要なシーンの一端でしょうね!

ついに亮の左手事件に話が突入して行くのでしょうか!気になる木!!


次回は<隔たり>です。

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無茶な要求

2015-12-31 01:00:00 | 雪3年4部(賭け~温かな痕跡)
遂に、雪達の勉強会が始まった。

メンバーは雪を筆頭に、海や柳、そして彼らと親しい学生達だ。



すると柳が、空席を見ながらこう言った。

「ん?何だよ、佐藤のヤツまだかよ?」



佐藤広隆がまだ来ていないのだ。

けれど雪や海はそれを気にすることなく、勉強に没頭している。

「そのうち来るでしょ 珍しいけど



佐藤が遅刻するのは珍しいことだった。

けれどそれには、どうしても外せない約束があったからで‥。




ドン!



緊張の面持ちの佐藤の目の前に、サングラスを掛けたままふんぞり返る彼女が居た。

ドドン!



佐藤広隆と河村静香は、大学のカフェにてテーブルを挟んで沈黙している。

「‥‥‥」



これまでに続けられた要領を得ない佐藤の会話を、静香はかいつまんでまとめてみた。

「つまり、あたしと仲直りしたい、ってこと?」



佐藤は眼鏡のつるを指で構いながら、タジタジと頷く。

「う‥うん。俺はね‥」



すると静香は口角を微かに上げながら、とある取引を持ち掛けた。

「それじゃアレ辞めてよ」



「したら仲直りしてあげるから」「え?何を辞めろって?大学?



佐藤は眉を潜めながらその続きを待ったが、静香は顎に手を置きながら頭を捻っている。

「ほらアレよ、あの財務なんとか‥」「財務学会?」

「そう、ソレ!」



「辞めなさいよ」



そう言って静香はニコッと笑った。

佐藤は顔中に汗をかきながら、その無茶な要求に思わず顔が引き攣る。

「え?や‥それは‥」



「あー‥ダメ、ダメ!」



しかし改めて考えた佐藤は、その要求をキッパリと突っぱねた。

「ていうか俺はそんな悪いことしてないのに、どうして熱心に取り組んでる

財務学会を辞めなきゃいけないんだ?しかもアレは就職にも直結して‥」




静香は何も言わない。

そんな彼女に恐れを感じ、佐藤はなんとか譲歩を試みる。

「ご‥ごめん‥じゃあ、他のことは?!他のことなら俺‥」

「嫌なの?」



じっと佐藤の目を見る静香。瞬きもせずに、更に目を見開く。

「嫌なんだ?」



そして静香はすっくと席を立った。

「それじゃ話は終わりね」「えっ?」



「バイバーイ」



口をあんぐりと開ける佐藤を残し、静香は去って行く。

その背中が見えなくなるのを、佐藤は無言のままただ見送っていた。



口に出した和解、差し出された無茶な要求、去って行く彼女ー‥。

「え‥?」



その怒涛の展開に、佐藤の頭はついていかなかった。

佐藤はポカンと口を開けたまま、ただその場で沈黙する‥。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<無茶な要求>でした。

短めの記事で失礼しました!

いや~あっという間に2015年も終わりですね。

今年もご愛読いただき、本当にありがとうございました

皆様、良いお年を


次回は<鎌>です。

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Jackpot

2015-12-29 01:00:00 | 雪3年4部(賭け~温かな痕跡)
「ん?」



振り返った黒木典が見たのは、糸井直美の後ろ姿だった。

キョロキョロと、辺りを窺うような仕草をしている。

何してんだろ?

 

直美は人目が無いことを確認し、図書館の方へと歩いて行った。

典は彼女に見つからないように、少し離れて直美の後をつけて行く。




図書館の裏で、直美は立ち止まった。

そしてそこに置かれているゴミ箱の前で、自身の鞄をゴソゴソする。



すると直美は、鞄から何かを取り出した。

典が目を凝らして見たところ、それはプリントのようだ。



典は直美に向かって声を掛けようと、一歩踏み出した。

「え?直美さ‥」



その時だった。

ビリッ!ビリッ!



直美は持っていたプリントをビリビリと破くと、そのままゴミ箱に全て捨てた。

そして足早にそこを去ったのだ。



直美の姿が見えなくなるのを確認してから、典はゴミ箱の方へと駆け寄った。

大量のゴミの上に、先ほど直美が捨てたプリントが乗っている。

 

典はその中の一片を取り出し、そこに書かれた文章を読んでみた。

そこには「決定変数」や「生産調整」など、どこかで目にした言葉が並んでいる。



思わず典の片眉が上がった。

「これは‥?」



このプリントにまつわる記憶が脳裏に浮かぶ。

あたし達が蛍光ペンでチェックした過去問じゃない?海が居た時の‥

どうして直美さんが自分のコピーを持ってるの‥?




まず感じたのは、そんな違和感だった。

しかしそのプリントの紙片を見れば見るほど、別の違和感が広がって行く。

「あれ‥?これって‥」

 

典はゴミ箱に手を入れ、別の紙片を何枚か取り出し、その全てに目を通した。

感じた違和感が、だんだんとある確証へと変わって行く。

「やっぱり、直美さんの字じゃない!」



それが違和感の根源だった。

これは、直美さんの字じゃない。

となると、別の人間が持っていた物ということになる。

「え、どういうこと?ありえないんだけど」



紙片をめくる手が、微かに震えていた。

心の中にある直美の姿が、だんだんとぼやけていく。

「そんな人だったの?」



ビリビリに破かれたプリントのように、直美への信頼が千切れて行く。

そして今まさに起こったこの出来事は、雪が仕掛けた勝負の結末だった。

時々ジャックポット‥大当たりが出ることもある。



勿論、それが全ての人に該当するわけじゃない。



同じ頃、河村亮は電話を受けているところだった。

社長吉川は、濁声を響かせながら亮に向かって釘を刺す。

「コンクールの準備は順調か?つーかその賞金って鼻クソ程度なんだってなぁ。

あぁ、冗談だよ。俺ぁお前と一緒に行くことにしたからよ、お前の金には手は出さねぇよ」




私達はいつも



亮の視線の先には、ピアノの鍵盤があった。

昔は夢も希望もその全てがそこにあり、その先に未来が広がっていた。

「お前が一体どうやって金稼げるってんだよ?俺と一緒に行くしかねぇだろ?

ヒッヒッヒッ‥」




無謀な勝負をしたことを後悔する時があり、

挑戦すらせずに未練が残る場合もあるから




低い声が、ビリビリとノイズを鳴らす。

亮は電話を切ると、ただその場で沈黙した。

「‥‥‥‥」



同じくあの人も、あの時は‥




現れたジャックポット。

笑うのは、一体誰?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<Jackpot>でした。

遂に犯人が明らかに‥!

そして直美はなぜ学校で捨てたのか‥。ツメが甘すぎますね


次回は<無茶な要求>です。

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賭け

2015-12-27 01:00:00 | 雪3年4部(賭け~温かな痕跡)


自宅に帰り着いた雪が目にしたのは、

地面に突っ伏した弟の姿だった。



「??」



雪が傍に近付いても、蓮は微動だにしない。そのワケを聞いてみた。

「何してんの?」 「‥‥‥‥」



暫し黙っていた蓮だったが、やがて彼は弱々しい声でこう話し出した。

「姉ちゃん、俺って‥何が取り柄なんだろう‥?」






雪は微かに眉をひそめながら、その続きを待つ。

「俺なりに変わろうって決めたのに、何をすればいいのかサッパリなんだ」



蓮は地面に突っ伏したまま、そこから動けない。

「姉ちゃん、頭良いだろ。ちょっと俺にビシッと言ってくれよ‥」



そして、動く術を知らない。

今回もまた、人に頼って未来への道筋を示してもらおうとしている。



雪は小さく息を吐いた後、蓮に背を向けながら一言言い捨てた。

「アメリカ戻んな」







バタン、とドアの閉まる音で、ようやく蓮は顔を上げた。

頼りにしていた、姉までもが自分から背を向ける。






蓮は頭を抱えながら、いつまでもそこにうずくまっていた。

ここから立ち上がる術も、歩き出す自信も、何もかも手に入れられないまま。


確実な未来なんて分からないから、



私達は無謀な勝負をしたことを後悔する時もあり、

挑戦すらせずに未練が残ることもある。




夜は更けて行き、そしてまた日が昇る。

勉強して、少し寝て、そしてまた雪は大学へと出掛けて行く。

残酷だけど確かな事実は、

その全てが自身の選択であり、その責任は自身にあるということだ





沢山の学生の中で、ヒソヒソと噂を流す声がする。

「教授に話すって?もう話したの?まだなの?」「分かんない」



「学科長、このこと問題にするかな?」「するでしょ」

「えー?しないんじゃない?」

「とにかく犯人が誰か分かったらマジで大変なことになるよ」



私もまた今回、結末の分からない小さな勝負を賭けた。



囁く噂のその声が、どこからともなく聞こえて来る。

「‥‥‥‥」



雪は頬杖を付きながら、ふぅと息を吐いた。

予想通りの結果だな‥



黒木典に教えた”オフレコ”は、あっという間に広まるだろう。

そしてその先に待ち受けているものは‥。

それじゃあずっとこのまま‥私が考えてる人が‥?



雪の仕掛けた、小さな勝負事。

それは賭けみたいなものだ。

危機感を感じた人間が、何か行動をするだろうという賭け。




その行動が明るみに出た時、どうすべきかのマニュアルはない。



柳からのメールには、「勉強会しよーぜ!」と書いてある。

雪は外を眺めながら、ジワジワと物事が進行しているのを感じていた。

勿論、未来を予測することも出来ないので、



確信していたものがおかしな方向へと走り、火の粉が飛び散ったりもするけれど。



季節の移ろいのように、何もかもが変化し続けている。

夏には豊かな青々とした葉が茂っていたあの木も、すっかり寂しくなってしまった。




そして雪が仕掛けた賭けの行方もまた、だんだんと進行して行く。

「まだ知らなかったの?それで雪ちゃんがさぁ‥

あ、これオフレコね?」
「うん‥」



黒木典は”オフレコ”の話を、もう何人目かの友人に話し終えたところだった。

二人は会話を終えると、そのまま手を振り合って別れる。

じゃねー バイバイ







一人になった典が、廊下を歩いていた時だった。

その人の後ろ姿を目にしたのは。




そして物事は、予期せぬ方向へと向かったりする。



ジワジワと、運命の歯車が回り出す‥。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<賭け>でした。

蓮はいつになったら自分で踏み出すことが出来るんでしょうかね‥。

その背中を押すのは恵な気がするんですが、どうなることやら‥。

そして雪ちゃんの仕掛けた「賭け」によって、容疑者は焦っている様子‥。


次回は<Jackpot>です。


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