ヒマローグ

毎日の新聞記事からわが国の教育にまつわる思いを綴る。

他人と違うことが気になる

2024-07-24 08:15:09 | 我が国の教育行政と学校の抱える問題

「変なことが気になる」7月17日
 『「激辛ポテチ」高校生14人搬送』という見出しの記事が掲載されました。『16日午後0時40分ごろ、大田区東六郷2の都立六郷工科高校から同校で、「辛いお菓子を食べた生徒が体調不良になった」と119番があった』事件について報じる記事です。
 このニュースはTVでも取り上げられ、「体調不良になるほど辛いお菓子」に焦点が当てられ、「怖い」「食べるの止める」などの声があがっていました。ですが私は、全く違うことが気になりました。
 この学校では、お菓子の校内持ち込みや食べることについて、どのような指導方針になっていたのだろうか、ということが気になってしまったのです。記事では、『体調不良を訴えた生徒らの近くには、市販の激辛ポテトチップスの袋が落ちていた。生徒が持ち込み、学校内で生徒33人が食べたとみられる』とありました。
 33人という人数から考えて、こっそり隠れて、という感じではありません。堂々と大っぴらに食べていたものと思われます。ということは、同校ではお菓子持ち込み可だったということになります。当然、食べることも、です。もし、禁止となっていたにもかかわらず、33人もの多数が堂々と食べていたのであれば、同校における生活指導の手緩さ、規範意識の醸成の失敗が責められることになります。
 では、お菓子の持ち込みが認められているとして、何でも持ち込み可だったのか、食べる時間帯も自由だったのか、それも気になります。昼食時以外の休み時間に食べることが認められていたのか、もしかしたら授業中に食べることもOKだったのか、と考えてしまいます。私たちが若いころには、大学の講義中に水分補給など考えられませんでしたが、今ではペットボトルの持ち込みに、誰も違和感を覚えないようになりました。時代は変わっています。同校ではどうなっていたのでしょうか。
 私が気にしたことについて、ニュースではまったく触れていませんでした。私のようなことを気にする古い頭の人間はもう絶滅危惧種なのでしょうか。

 

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