ヤマアイは、雌雄異株で、ちょうどこの時期に花を咲かせています。 上の画像と次の画像は、雄株です。 雄花が花火のような感じで咲いています。
こちらが、雌株です。 とても地味な花で、すぐ近くに咲いていても、気をつけないとわからないほどです。
雌花をよく見ると、花の中からちょうど角のようにとびだしているものがあります。 『山に咲く花』(山と渓谷社)には、2個の棒状体と書かれています。
この棒状体とは、いったいなんなのでしょうか? (明日へつづく)
ヤマアイは、雌雄異株で、ちょうどこの時期に花を咲かせています。 上の画像と次の画像は、雄株です。 雄花が花火のような感じで咲いています。
こちらが、雌株です。 とても地味な花で、すぐ近くに咲いていても、気をつけないとわからないほどです。
雌花をよく見ると、花の中からちょうど角のようにとびだしているものがあります。 『山に咲く花』(山と渓谷社)には、2個の棒状体と書かれています。
この棒状体とは、いったいなんなのでしょうか? (明日へつづく)
昨年の12月に、桜の木に貼り付けておいたヤドリギの1つが、胚軸をのばし定着しつつあります。
こちらは、ケヤキに貼り付けていたものです。
2つの胚軸を伸ばして、宿主に定着してゆく様子は、少し不気味な感じがします。 まさにパラサイトです。
しかし、多くのものは枯れてしまったり、時にはナメクジに食べられてしまう種子もあります。
ヤドリギの雌花には、蜜がたっぷり出ています。 いったいどんな訪問者が来るのでしょうか?
花は直径が2mmほどしかありませんので、鳥ではなさそうです。
しばらく見ていたら、蜜を吸いに訪問者がやってきました。 小さなハチかアブのようでした。 ヤドリギは、宿主の樹木が葉を広げる前に、受粉をすませておかないといけないのですね。
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あすかちちさんから、この昆虫は「ヒメコハナバチ」の仲間らしいと教えて頂きました。
この画像からだけではこれ以上は難しいようですが、ハチの仲間とわかりました。
あすかちちさん、ありがとうございました。
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カラスノエンドウの白花です。 標準和名では「シロバナヤハズエンドウ」です。 数年前に見つけたのですが、毎年この場所には咲いています。
ここには、普通のカラスノエンドウも一緒に咲いていますが、シロバナの方がたくさん咲いています。
普通のカラスノエンドウを見慣れて、こちらの白いカラスノエンドウを見ると、どこか上品な感じがします。
カスマグサとカラスノエンドウの区別点の1つに、花柱の毛があります。 下がカラスノエンドウの花柱の毛ですが、確かに毛の様子は明らかに違っています。
カラスノエンドウ
しかし、こんな細かいところを見なくても、花を見ただけで、カスマグサとカラスノエンドウは区別できますよね。(笑)
スズメノエンドウの果実がふくらみはじめています。 毛がたくさん生えていて、学名の Vicia hirsuta・・・ソラマメ属のうち「毛の多い」もの、はここから、名付けられたものでしょう。
カスマグサの学名は、Vicia tetrasperma・・・ソラマメ属のうち「4つの種子をもった」もの、という意味でした。 豆果の中には、種子が1,2,3,4・・・5 あっ1つ多いですが、ほぼ4つということで・・・。
カスマグサとスズメノエンドウと比較すると、さまざまな区別点が見られます。 花の色や大きさが違っています、また花のつく個数も2種では違います。
萼のようすはかなり違っていて、カスマグサの方は萼裂片がするどく尖っていなくて、筒部より短くなっています。
一方スズメノエンドウは、萼裂片がするどく尖り、筒部より長くなっています。
面白いのは巻きひげです。 カスマグサでは巻きひげが1本だけ出ますが、スズメノエンドウの巻きひげは途中からいくつかに分枝しています。