花屋の店先で野草を・・・の第3弾は「オサバグサ」です。
シダのような葉が独特ですぐに見分けがつく植物です。 属名の Pteridophyllum は「 pteris(シダ)+phyllon(葉)」の意味ですから、まさにこの葉のようすからから属名がつけられています
ちょうど花序を伸ばして白い花を咲かせ始めています。
やや下向きにつく花を見て合弁花だと思って図鑑を見ましたが載っておらず、花びら4枚の離弁花でした。
萼片は2枚ありますがル-ぺで見ないと良く確認できないくらい花弁に良く似ています。 雄しべは4本あります。
中部地方以北の亜高山植物ですから九州で育てるのは困難ですが、会津駒ケ岳や燧ケ岳を登った時に良く目にしましたので、懐かしくなって衝動買いをしてしまいました。
日本特産で1属1種の多年草です。
ケシ科だったものが、APG植物分類体系では(ケシ科もしくは)独立のオサバグサ科とされましたが、最新のAPGⅢでは再びケシ科に含まれています。
オサバグサ、初めて見ます。まだ九州の山にしか登ったことがないので、いつかは見てみたい山の花。でも、体力がそれまでもつかなぁ。
花を見ても、葉を見ても何科かわかりません。ケシカラン。なんて書くと湖人さんがつっこまれそうですね。
えっ 何シダ!?
って思ったでしょ~(笑)
面白いですよね、こんな不思議な葉をもつ被子植物もあるんですよ。