
何時春が来るのかと半ば本気で心配した冬だったけれど、四季の変化は嫌でもやってくる。
斜面にこんな可憐な「雪椿」の赤い花を見つけましたよ。

上に空が見える山頂付近から崖下めがけて懸垂の要領で下る。
まだ誰一人としてこの場所には入った形跡が有りません。

「カタクリ」の花とゼンマイの共生です。
そう、お花畑の中にもゼンマイは出てているのです。

ゼンマイが畑のように揃って出ている所に到着。
ここも毎年訪れる場所だけれど、足跡はカモシカのものだけで人の形跡は無し。

木の間越しに農天市場が見えます。
農天市場の右隣りにはビニールの簡易温室、そしてその間にさつま芋の芋床も見える。

さて、大分背中も重くなってきたし、そろそろ帰る事にしましょう。
そう、一時間余りの時間で10数キロのゼンマイが収穫できましたね。
でも、ゼンマイの大変なところは、先ず頭の綿毛を取り、茹でなければならない。
結構その茹で方が難しくってね、茹で方で仕上がりが違ってくるのです。

右の緑色のものが茹であがったばかりのゼンマイです。
大鍋に沸騰させたお湯で数分かな。注意深く気泡が湧き立つのを待ちます。
時間を測れば良いようなものだけれども、ゼンマイの太さでも微妙に違いますからね。

さて、ここからがまた大変な仕事で、丁寧に揉みあげなければならない。
繰り返し揉むことによって、食べるときの食感が違ってくるのですよ。
さて、昨日まで三日間、ゼンマイを採り続けています。
まずマックスの朝の散歩を済ませ、朝食ののちに身支度を整えて出発。
近年はゼンマイ採りに励むお母さんたちが減って、結構山は豊富に採れるようになった。
毎日おしゃべりをしながら散歩をするお母さんたちが増えたけれど、
余計なお世話ながら、山に入ったらダイエットにもなるし、美味しいゼンマイは手に入るし、
一石二鳥だと思うけれども、ま、ゼンマイ採りのライバルが増えるから勧めない事にしましょう(笑)。
パートも三月末で終り、気ままな毎日で、毎日が日曜日どころかゴールデンウィークです。
けっしてベストの暮らしとも思わないけれど、ま、健康なベターな暮らしで有る事には違いない。
(終り)
貴兄はカモシカと同じような行動ができるんですね。
かなり野生!!!
家の周りでも結構山菜が取れます。蕗の薹、木の芽、ウルイ、ムカゴなど。父が取ってきますね。
僕は畑でトウ菜やアスパラ取りです。今日も直売所に出してきましたよ。よく売れてます。
汗ビッショリの山菜採りです
平野の残雪もあと少し、GW明けにはコマメの出動かな
フランスには わらびは 林のなか 見渡す限りに生えるのに ぜんまいは まだ みつけたことないです。
手間暇かけて作ったわらび さぞかし おいしいでしょうね。
あー たべたーーーーーい !!
ゼンマイは本当に手間のかかるものですが
それだけにいただくときなんともしみじみ有り難いですね。
「大変なんだよ、ここまでにするのは」ということ、土地の人なら誰もが知っていますね。
我が家はもう、義母が採りに行けなくなったので
次は夫に期待してます。
え。ヨメ?もちろん、料理担当です^^/
スベルべなんて、この山で50年以上も遊んでいるのですから。
急斜面でふいに出くわすことも有りその時は「ここは俺の縄張り、
なんてカモシカを叱っていますからね。
そうするとカモシカの奴め、仕方ないと思うのかすごすごと退散ですよ(笑)。
一昨日の夕方スベルべママとマックスとで山の畑に行くと、
なんとほぼ八割方畑は雪の下から出ていましたよ。
さっそく、何時もの牧場の方に堆肥の搬入を依頼しました。
明日、2トンダンプカーで山の畑に二台、下の農天市場の畑にも二台。
春用の堆肥が来ますよ。
さて、仮植えしたジャガイモ二もちらほらと新芽が見えます。
山菜採りに遊び呆けている時間は無くなってしまうかも(大笑)。
ゼンマイ採りはロッククライミングのような全身運動ですかね。
ダイエットと実益。一石二鳥ですよ(笑)。
明日五日に堆肥が2トンダンプカーで2台届きます。
すべてはそこから始まります。
良い事をお教えしましょう。
実はワラビもゼンマイと同じように乾燥してから食べる方法が有ります。
軽く茹でて、ゼンマイと同じように揉みながら乾燥するのです。
これも美味しいですよー。
昨年はせっせとワラビを採り(農天市場の裏の堤防で採れます)乾燥しました。
仕上げて、地下に仕舞っていたところに例の大洪水。
何年分ものゼンマイと共に折角の乾燥ワラビも文字通り水泡に帰しました。
強い塩で塩蔵しても美味しいし、乾燥しても美味しい。
フランスで日本の食文化をお披露目下さい。
なんなら、シェフとして指導にも参りますから(大笑)。
もう、たまりませんねー、雪国の春って(笑)。
この辺りではお産見舞いにも、栄養価が高いって使われていました。
少し前のことですけれど、今は亡くなってしまった近所のお年寄りが、
私の採ったゼンマイを見ただけで「お前さんは凄いところに行くなー」
なんて図星の指摘をされたものでした。
本当に険しくて、人のあまり近づけないところには太いものが出るのです。
さて、問題はいかにご主人を山に送り込むかですねー。
そっと「美味しいゼンマイが食べたいなー」なんて耳元で囁くって作戦も。
又は「私にも登れたらなー」なんて山を見て溜息をつくとか(大笑)。
いや、「私にもゼンマイが揉めるかなー」なんて呟くのも良いかもー(笑)。