
加齢による体力の低下と、一度大転落を経験して怖くなり、中々行けなくなったしまった。

年齢的にも、季節的にも最盛期の頃は、一回でこれくらいは採ってきた。

採ってきた量の表現に「ムシロに3枚」とかの表現をしています。
ゼンマイ採りの姿が見えないなー(その2)
帰宅して母に話すと、「勿体ない、どうして採ってこないのか」と半ばなじられ気味に言われたものだった。母は近所の母ちゃんたちにくどき話。「おらせがれは、独活採りに行ってもゼンマイを横目で見ながら採ってこない」なんて言うと「大丈夫だて、嫁を貰えばとせぎが出て、黙ってても採って来るて」なんて言われていたのを聞いた。
歳月は流れ、村の女衆は年老い急斜面でゼンマイ採りをするような猛者、いや猛女などみんなあの世へと旅立ってしまった。今の若い女性、母親はお洒落で顔さえ傷つけかねない危ないゼンマイ採りをする人は皆無。いや、男も山菜取りに入る姿は見かけなくなった。
(続く)
すぐ近くでは線状降水帯なんて言っているのですが当地は昨日も今日も降っても小降りで湿気があって暑いです。陽が出ると熱風が吹いているような感じで動くとドッと汗が出て暑い事!雑草が出ているのですがなかなか取れません。雨のおかげで野菜もよく採れているのは嬉しいです」。
ゼンマイは私の田舎では見ても採らないことが普通でした。処理が面倒なためでしょうね。年配者は危険な場所に行って採ってそれを処理するのがおっくうになって採らなくなってしまったのかもしれません。まだ採る気満々のスベルべさんはお若いということでしょうね。
朝起きて、喜び勇んで山の畑に行き、ニンジン用の平畝作りをしました。降る前は、砂漠の砂のように乾ききった土で畝は出来ませんでしたから。
さて、こうして梅雨だというのに雨の無い日々が続くと、年寄りは昔の嫌な記憶が蘇ります。
時雨量70~90mmほどの線状降水帯に襲われて、山の畑に通じる農道は斜面からの崩落土で埋まりました。
川もコンクリート護岸が影形も無く流されたりで環境がすっかり変わってしまうほどでしたから。