一生懸命に掘ったさつま芋を集めるスベルべママの後方に何やら動くものが。
うーん、カモシカの奴め、また蕎麦を食べにやって来たなー。
しかし、こちらの姿を見ても少しも動ずる気配は無し。
昔、ギャグマンガが有ったけなー「おーい、たごよー何してる~」なんて牛が言うセリフの。
あれは、ギャグマンガの天才「谷岡ヤスジ」の漫画の中で、キセルを咥えた牛のセリフだった。
全くのナンセンスで「鼻血ブー」のギャグの生みの親。うん、スベルべも同じようなナンセンスな人生だなー。
そのギャグマンガの牛のようですねー。キセルこそ咥えていないけれども、何とものんびりした雰囲気。
「お~い、スベルべ何してる~」なんてカモシカが言っているようですよ。
のどかと言えば長閑なのかなー、夕闇が迫る中で働き続けるスベルべママ。
そして、その後方で悠々と夕食を食べ続けるカモシカ。
時折こちらを気にしてみることはあるけれど、本当に全く自分だけの世界で人を怖がるそぶりも無い。
「おーい、暗くなるから帰るぞ~」と軽トラで帰宅の途に。
「はーい、僕はもう少し食べてからねぐらに帰りまーす」なんては言わなかったけれどもね。
この前は明るくなるのを待って、霧の中を山の畑への道を走っていると目前に物陰。
「トーちゃんキツネー」なんてスベルべママが言う前にスベルべの網膜には走り去るキツネの姿が焼き付きました。
ミケさんが、どんな山の中だかと書いておられました。
でもね、ここはJR上越線からは直線にして2キロも無い場所です。あ、国道17号線も近いですよ。
皆さんが目にすることは無くても、案外豊かな自然は身の回りに残っています。
こんな環境で暮らせることに感謝し、そして自然を守ろうという決意も新たなスベルべです。