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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雪の下の宝物(その2終わり)

2017-11-25 04:59:28 | 野菜

 サラダミズナ、白菜などを積んだ手前は貴重な大根葉です。

山の畑は可笑しい事もあります。雪が積もると、それまで見向きもしなかった野兎たちが食べにくる。

 何か危機感を感じて、「それっ、今のうち」なんてやってくるのでしょう。

そっと、前足で雪を掘っている跡を見つけると、スベルべ夫婦と同じだと思わず笑ってしまいます。

 ウサギたちはガッカリするかも知れないけれど、仕方ない。

この大根菜は、茹でてから冷凍し、冬の間に「菜飯」の具として使います。

 

 何回にも分けて蒔いた大根類。

終盤はやや細いものになっちゃいましたが、雪の下からの収穫だから美味しいですよ。

  これも不思議なことですが、雪に合うと大根の味が一段、いや二段も向上します。

自身を凍らせないために糖度を上げるのだと言うけれど、大根に目かセンサーが付いているようですよ。

 

 ニンジンも赤と黄色二種類を収穫してきたけれど、これが結構大変でした。

葉が雪の重みで地面と平らになり、所在が分からくなり、手探りで探し出したのでしたから。

 

 「ワサビ菜」などのサラダの材料が上に。

下に見えるのは「味美菜(あじみな)」です。これもほぼ最後まで採りきることが出来ました。

 

 まだ、いくら何でも根雪にはならないだろうとの会話が交わされる日々。

上手く雪が消えてくれたら、採り残しの美味しい野菜たちが顔を見せてくれると思いますが・・・・。

 最後は儲けもののように探し出した「ビタミン大根」です。

不思議ですが、皮の緑色の部分は果肉も鮮やかな緑色。サラダや漬物を彩る大根です。

 さて、本日からの土・日曜日は「農天市場」最後の営業日になります。

来年は家庭の事情もあり、農天市場の営業は無理かも知れません。11年やってきた仕事も終わりのようです。

            (終わり)

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塩原太助かスベルべか

2017-11-25 04:28:06 | 

 長年スベルべの畑仕事を手伝ったくれたトラクターとのお別れです。

「塩原太助」と愛馬「あお」の別れでも無いけれど、ちょっぴりセンチメンタルに。

 

 13年前、「中越地震」の年に購入し、以来スベルべの手足となって働いてくれました。

トラクターなどの使用実績は走行距離でなくて、エンジンの稼働時間で表します。

 中古で購入した際の、稼働時間を現わす「アワーメーター」は400時間ほどでした。

春秋の短い期間しか使わないはずでしたが、今は800時間を超えた表示になっていました。

 

 13年間苦楽を共にしてきた。って言うと大げさだけれど本当に助かりましたね。

購入時スベルべママは「ジーちゃんに見せたかったね」なんて言ったものでした。

 亡父は「コマメ」と言う名前の、簡易耕耘機で今の何倍もの時間をかけて畑を耕していました。

根気強い父だったからこその仕事でもあり、そして商用車バンの後ろにも乗る手軽な「コマメ」だったのでした。

 

 キャリアカーに乗せられて、別れを告げた愛馬、じゃなくトラクターです。

商品名が「フォルテ」で、スベルべが結成し、監督権選手で頑張ったバドミントンチームの名前と同じでした。

 

 これは今年春の甥の息子を乗せて上げた際の光景です。

春先、雪が消え、新緑が芽吹いた中で畑を耕すことは1年の仕事始めでもあり、気持ちが引き締まったものです。

 さて、これでスベルべの農業、畑仕事は終わり。と、言う事ではありません。

実は新しい機能の付いた、稼働時間アワーメーターが200時間ほどの中古が見つかったのです。

 冬季間、積雪期を前にしての購入も少し変だけれども、来年に向けての投資ですね。

年齢に逆比例して、馬力も少しアップします。体力の衰えを補ってくれると期待しているのです。

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