サラダミズナ、白菜などを積んだ手前は貴重な大根葉です。
山の畑は可笑しい事もあります。雪が積もると、それまで見向きもしなかった野兎たちが食べにくる。
何か危機感を感じて、「それっ、今のうち」なんてやってくるのでしょう。
そっと、前足で雪を掘っている跡を見つけると、スベルべ夫婦と同じだと思わず笑ってしまいます。
ウサギたちはガッカリするかも知れないけれど、仕方ない。
この大根菜は、茹でてから冷凍し、冬の間に「菜飯」の具として使います。
何回にも分けて蒔いた大根類。
終盤はやや細いものになっちゃいましたが、雪の下からの収穫だから美味しいですよ。
これも不思議なことですが、雪に合うと大根の味が一段、いや二段も向上します。
自身を凍らせないために糖度を上げるのだと言うけれど、大根に目かセンサーが付いているようですよ。
ニンジンも赤と黄色二種類を収穫してきたけれど、これが結構大変でした。
葉が雪の重みで地面と平らになり、所在が分からくなり、手探りで探し出したのでしたから。
「ワサビ菜」などのサラダの材料が上に。
下に見えるのは「味美菜(あじみな)」です。これもほぼ最後まで採りきることが出来ました。
まだ、いくら何でも根雪にはならないだろうとの会話が交わされる日々。
上手く雪が消えてくれたら、採り残しの美味しい野菜たちが顔を見せてくれると思いますが・・・・。
最後は儲けもののように探し出した「ビタミン大根」です。
不思議ですが、皮の緑色の部分は果肉も鮮やかな緑色。サラダや漬物を彩る大根です。
さて、本日からの土・日曜日は「農天市場」最後の営業日になります。
来年は家庭の事情もあり、農天市場の営業は無理かも知れません。11年やってきた仕事も終わりのようです。
(終わり)