
農天市場の畑の奥まったところに大量の土を搬入してもらった。
初めは大型ダンプカーで数台と依頼していたが、搬出路の関係で大型の半分の積載量のダンプで、
総台数は30台分にもなった。

土は昨年の水害により、水田に流入した砂交じりの畑用としては上々のもの。
今は石の混ざらないこんな土は滅多なことでは入手できない。

いわば、昨年の水害の唯一のお土産、遺産なのかも知れない。
この70㎥にも及ぶ土は、今後バケット付きのトラクターでも借用して均す事にしよう。

搬入したところから反対方向、国道側を見たところ。
白状すると、今回の空き地にはレストランを作ろうと本気で考えていた。
そんなことも夢見て早期退職したのだったが、水道の問題も有り、
最後は資金関係なども有り臆病風に吹かれて、九割方進めていた計画を放棄したのだった。
昨今の世間の景気の動向をみると、夢の放棄は正解だったかも知れないのだが・・・・。

さて、馬鹿なドンキホーテのような男はまた別の夢を描く。
昨年の水害で被害を受け、養鯉を止めてしまった池を借りようと思った。

幾つか有る養理池の中のもっとも水源、山裾に近い一つを借りることになった。
ここは水害に遭う前から使っていなかったとのことで、蒲や葦が繁り放題。

私の話を聞いた同級生が「ヨシッ」とばかりに開墾に着手してくれた。

雑草のの繁茂した奥の池に比べたら下の池は草も無く綺麗なまま。
「どこを使っていも良いよ」とは言って頂いたけれどもちょっとここは広すぎる。

手前の池の水辺の右に小さな連結ポットが見えるが、これが夢の種。
クレソンの苗です。
借用した池で養鯉業を始めるのではなくて、クレソンの栽培をするのです。
何年も考えていたことだったけれども、これも水害の影響で実現することに。
上手く需要が伸びたら、下の大きな池も借用して栽培面積を広げよう。
と、年齢も考えずに馬鹿な夢を描く、何時までも精神的に成長しない男の仕事です。