畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

美味しいニンジン作りの秘訣

2012-06-08 04:07:32 | 

 ニンジンはまだ本格的な種蒔きの時期に入らず、「春播き」「時無し」を数袋播いたのみ。
でも、今月下旬に近付いた秋採り用ニンジンの本格的な種蒔きに向けて準備を進めている。
手前が発芽中の春播きニンジン、そしてその向こうが元肥用の堆肥です。


 これだけの堆肥を朝食前に、朝の光の中で一輪車で運搬しました。
春先に二トンダンプカーで二台の堆肥を山の畑に運び込んでもらったけれど、
二つの堆肥の山は心細くなるほど小さくなってしまっています。


 運び入れた堆肥をレーキで掻き均し、小型耕運機のコマメで耕す。
一度では無くて、縦横に二回丁寧に耕しています。


 種を播いて二週間近く経過したニンジンは今はこんな状態。
中々発芽しないし、発芽しても成長は遅く、やがて雑草に隠れるような状態にもなる。


 でも、なかなか発芽しないと言われ、難しいとされているニンジンも、
ご覧の通りほぼ100パーセント発芽していますよ。

 ニンジンの種は石灰の粉末をまぶして、丸薬状に仕上げた「ペレット種子」と言うものも有ります。
高価だけれど、等間隔に播いて確実な芽出し効果を狙う意図のようですが、私は好みません。

 加工していない、小さな小さな種を指先でじりじりとひねり出し、根気よく播きます。
好光性とか言われる種子で、厚く覆土することは禁物。

 薄く薄くと意識して掛けた覆土の上には乾燥防止を狙ってもみ殻をこれも薄く播きます。
そして、播いた後は朝晩欠かさずに散水を続けると、まだかなーなんて焦るころに芽が出てくる。


 「マックスお待ちどうさまー、お腹が空いてきたから帰ろうか」と声を掛ける。
軽トラの手前には川の水を汲んできたポリタンクとプラスチックの如雨露も見えます。

 こんな風にして育てた私のニンジンは長岡の「越後の台所 すずきち」さんでもお客様に好評。
食べたお客さんから、レジで支払いの際に「さっきのニンジンを売ってもらえませんか」と聞かれたとか。

 その「すずきち」さんが、来週の15日に長岡の集合商業施設「アピタ」内に新規開店します。
店の名前は「SUZUDELY」と言う事で13日のプレオープンに招待されています。

 野菜料理で食事を楽しんでいただき、野菜も販売すると言う企画の店のようです。
私、スベルべの野菜がどんな評判になるのか、楽しみでも有り、怖くでもあり。
プレオープンには夫婦で出かけてくる予定です。その後様子を報告しましょう。
コメント (4)
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