畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「英才」ってなんでしょう?

2011-09-19 04:59:19 | 

 「英才」って言う名前の大根が有り、評判が良い。
今年は、これを大根の主力品種として播いている。

 雨が十日以上も降らず、畑は乾ききっている。
水を播き、種を播いて土をかける。その上に乾燥防止用にもみ殻をかけて再び散水。
こんなに、苦労した種蒔きは少ないのだけれど、昨年も播き時期の雨不足に泣いていましたね。


 それでも、少しずつ日をずらして播き続け、1,000本以上は播いたのかな。
この畝は結構長くて、大根だと一畝に60本分は播けますからね。 


 他にはこんな種類も。袋が逆さまだけれど「紅しぐれ」と言う名前の中が赤い大根です。
同じ種類でも「もみじ」と言う名前を付けて売る会社も有るから、種苗会社の戦略も大変です。


 おやっ、「紅しぐれ」の葉に大根の大敵の害虫が見えますよ。
普通、気温が低くなる九月の中旬には減ってくる害虫も今年は高温のため、多いですね。


 害虫は「英才」にも容赦なく襲いかかります。
強い防除剤、農薬を使って綺麗に作る方法も有るけれど、いくら認可されているとは言っても、
美味しい、美味しい大根の間引き菜を食べるためには控えたいですね。


 これは八月末に播いた最初の「英才」ですね。
もうこんなに大きくなったのに、雨不足で葉も茎も硬いですね。
でも、本来これくらいの大きさの間引き菜が最高の美味しさなんですけれどもね。 


 いくら雨が降らなくても雑草は強いですね。
これで雨が降り始めたならば、大根も喜ぶけれど、雑草も大喜びでのびだしますね。

 先日、隣の畑の主が軽トラを止めて話しかけてきました。
「お前さんがそー、こないだテレビで「英才」が良いって話したろい、
そうしたら、みんなが買いに行ってのう、種屋から「英才」が無くなっと」なんて。

 実はスベルべは「魚沼農業日記」と言うケーブルテレビの番組を担当させてもらっています。
月に二回の収録、放映ですけれど番組を休む冬季間を除いても二十数回を超える収録数です。

 加入数もそう多くは無い、地域のケーブルテレビでは有るけれど結構人気番組のようですよ。
ホームセンターや、スーパーで見知らぬ人から声をかけられることも多いですね。
「テレビに出ている人でしょう、参考にさせてもらっていますよ」なんて声をかけられることも。

 知らない方から会釈され、アレッ、知っている方だったかなー、なんて戸惑うことも。
しっかり見ていて下さって、先程の大根の種の話でもないけれど、結構影響力も大きいようです。
出演する限りは心して、間違いのない話をしたいと思っています。

 でも、畑には絶対と言う公式は無いから難しいですね。
色々な方法、経緯を経てもすべて結果オーライ、実績が全てですからね。
ま、最大公約数的な一般的な栽培方法の話をしようとは思っていますが。
 
コメント (4)
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