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めおと上海生活(旧:北京的生活)

北京での留学生活を終了した年とゆっこ。上海での駐在員・太太の生活や食べ物・文化等を写真と一緒に書いてゆきます

割と最近の中国歴史を知る本

2007-12-09 19:22:47 | 上海:生活

今週末の引越し(上海市内、会社に近いほうへ)に向けて、ヒマさえあれば
借りた本を急ピッチで読み進めてます(特に同じマンションの友達)

その中で印象深かったのが、中国人女性作家著作のワイルド・スワン
映画化もされたよう、世界で1000万部を越す大ヒット作品なのでご存知の方も多いかな?
中国国内では問題視されていて、絶版とのこと。
清王朝倒壊真近から文化大革命の頃までを中心に、丁寧に鮮やかに当時の様子が
詳細に描かれています。かなり衝撃的な内容!!

これを読んで、最近よくある「反日感情」は本当に政府(共産党)が煽ったもの
なのだなあ。としみじみ
共産党下で命を落とした人は、日中戦争の何十倍にも上ります。

とても悲惨な時代を強く生き抜いた人たち、政治権力のおぞましさに身震いするけれど
北朝鮮他では今なおその体制が続き、多くの人が餓死したりしているんだよなあ
と思うと、普段の自分の生活を振り返っちゃいますね。背筋、ピシっ

私が今まで読んだことがある中国歴史関係の本といえば
蒼穹の昴(浅田次郎著) や項羽と劉邦(司馬遼太郎著)
両方一気に読み進めたくなってしまう、魅力的な本

以前ちらっと触れたことのある大地の子は戦争残留孤児の話。
政治・社会・時代に翻弄される人々の切なさ強さが素晴らしい文章で綴られています。

他に本に詳しい方からオススメ頂いた、近代(?)中国関係の本
中国の赤い星、 チャイニーズ・マザー と毛沢東の私生活

歴史を知ることで、その国・民族の考え方を理解するきっかけとなる。
今回ワイルド・スワンを読んで、中国人に対する見方がちょっと変わったりしたので
こちらで生活している内に、なるべく中国関係の良著を読みたいな

他にオススメの本がある方、教えてください☆


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5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
こっちにいると (MiHO)
2007-12-10 12:50:28
日本の書籍に飢えるよねぇ~。

今度本の貸しあいっこしようか
私も日本の小説類結構持ってきてるので
読み終わったやつからまわすよ!

中国関係の本も読もう読もうと思いつつ
まだほとんど読んだことありません。。
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Unknown (ワタナベ)
2007-12-10 13:08:07
ワイルドスワンの著者がその後書いた「毛(マオ)」もなかなか。

著者は徹底して共産党否定の立場なので、「中国の赤い星」のような共産党寄りの視点で書かれたものを併せて読むのが良いと思います。

私はどっちにしてもユン・チアン寄りに見てますけどね。
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Unknown (ゆっこ)
2007-12-11 11:44:16
MiHO

そっか、MiHOちゃんもけっこう本好きだったんだうれしーー♪
私もこの本、ゆうちんに借りて読んだんだ。
すごく読み応えがあるし、この国のカオスに理解が進んでオススメ

今度、貸し借り、しよしよ!!
どんな本が好きか、興味ある。あ、銀色夏生一冊あるよ☆


ワタナベさん

どうしても作者の主観が入りますよね。
それで人間味溢れる魅力的な文章なのですが。
中国の赤い星、は共産党寄りですか~。。。
私もユン・チアン寄りなので(今の所)白々しく思う部分も出てきちゃいそうですね。
「毛」機会を作ってよんでみます
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Unknown (mare)
2007-12-18 11:17:49
英語版ならあります。
が、まだ読んでません。(ってか読めない。。)
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お、 (ゆっこ)
2007-12-18 22:01:41
ワイルドスワンの英語版、難しそう~
共産党関係と粛清系の英語に強くなりそうですね。
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